野生アオサギにエサを分け与え24年 姫路市立動物園のタンチョウに「なんて優しい」の声
アオサギがタンチョウのヒナを見て学習?
これまでの報道によると、アオサギは、朝と夕方に毎日やって来ており、1~3羽ぐらいいたという。別の檻に、翔と空の子供が2羽(その後、1羽は死亡)おり、親と同じ行動が一時的に見られたとの報道もあった。
タンチョウが種を超えてエサをやるのは非常に珍しいという。アオサギは、クチバシを開き、羽をバタバタさせてエサを催促することもあるといい、こうした行動はタンチョウのヒナに見られるため、専門家は、アオサギがヒナを見て学習したのではないかともみているそうだ。
姫路市立動物園の担当飼育員は17日、Jタウンネットの取材に対し、アオサギにエサをあげているのは、翔と空だとした。子供は、現在はエサをあげていないという。
この日も、正午ぐらいに翔と空にエサのアジをあげると、飼育員や客がいなくなったころを見計らって、アオサギ1羽がやって来た。翔もよくあげているが、今回は、空の方がアジをあげていた。なお、タンチョウは、もともとアジをそのまま食べず、細かくしてから食べるといい、アオサギのためにエサを千切っていると一概には言えないらしい。