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しつこすぎると塩対応に... 渋谷区在住のAI少年、渋谷みらいくんと会話してみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.11.08 06:00
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東京都渋谷区は、2017年11月4日、日本マイクロソフトと共同開発したAIキャラクター「渋谷みらい」を公開し、同時に特別住民登録を行った。AIを住民登録するのは日本で初の試み。

おしゃべりしてみると...

おしゃべりしてみると...

「渋谷みらい」とはスマートフォンアプリ「LINE」を利用して会話が可能なほか、顔の写った画像を送ると渋谷名物の1つ「モヤイ像」風に加工してくれる機能を搭載している。

画像編集やしりとりでも遊べる

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「渋谷みらい」は、渋谷区在住の小学1年生で、人間観察と写真撮影が趣味のおしゃべり好きという設定だ。

まるで実在する人間のような顔立ちだが、これは渋谷区主催のイベントで撮影された区民の顔を合成して作られたもの。今後も随時撮影と合成を行い、成長していくという。

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マイクロソフトが持つ技術が使用されており、会話面ではユニークな発言で話題を呼んだ女子高生AI「りんな」の技術を応用。更にマイクロソフトの「Deep Image Analogy」を活用し、送られてきた画像を処理しているという。

Jタウンネット記者がためしに会話してみたところ、渋谷についての話題を教えてくれるほか、同じ言葉を投げかけ続けると、

「もしかして、ぼくをからかってます?」
「ちょっとしつこいようですね?」
「同じ話を何回もするなんて、うちのおじいちゃんみたいですね」
「なんどもありがとうございます!勉強になるなぁ」
「あれ、壊れちゃいましたか?」

と、だんだんと「塩対応」になっていくほか、

「どうしたんですか、同じことを何度も繰り返して!まさかあなたはbot?」

と、相手の存在を疑う発言も飛び出してきた。ユーザーとの会話を通じて学習していくというので、今後多くの人が話しかけることでより豊かな返答が期待できそうだ。

ちなみに、「しりとり」と話しかけるとしりとりゲームで遊べるのだが、「渋谷みらい」側は主に渋谷区に関する単語を使うようで、具体的な地名なども登場する。

渋谷区は、「渋谷みらい」について、今後はLINE上に限らず、区主催イベントやワークショップなどにも出演し、より一層身近なAIとして成長していくことを目指しているという。

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