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コイが恋を歌い、鯉がエサを乞う! 「魂のロック」を届けるKoi.Jの六甲山ライブ

松葉 純一

松葉 純一

2017.10.19 22:00
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「楽しんでもらっているようで、良かった」

ふじわら氏は、現代美術二等兵のコンセプトについて、こう話してくれた。

私たちが目指しているのは「駄美術」です。お菓子の世界に駄菓子があるように、「駄美術」があってもいいんじゃないか。クスッと笑える、おもしろい、楽しい作品を創りたいと考えています

今回の展覧会に参加することになり、2017年4月、六甲山の会場に下見に行ったという。そこで鯉がたくさん泳ぐ池を見て、「鯉でいこう!」とひらめいたのだという。

籠谷氏がラフスケッチを描き、ふじわら氏がミニサイズの模型を作り、アイデアのキャッチボールを繰り返しながら、具体化していったそうだ。ちなみに籠谷氏は大阪在住、ふじわら氏は東京在住。電話やメールで相談しながら進めた。

「一見ブロンズ製のように見えますが、実は樹脂でできています。ブロンズに見えるように着色しました。もっとも苦労したのは、音楽が流れてエサが出る仕組みです。もちろん専門家に手伝ってもらいましたが......」

9月9日に設置すると、ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「バカバカしくてサイコー」「めっっちゃ笑える」といった感想だ。

作者のふじわら氏も、「楽しんでもらっているようで、良かった」と嬉しそうに話してくれた。

なおツイッターには、「Koi.J」の公式アカウントもあり、「Koi.J」自身がツイートしているという設定となっている。例えば......

「伝説のロッカーがライブツアー中という設定で、現在たまたま六甲山にいますが、今後も池のあるところなら、全国どこでもツアーに出かけたいですね」と、作者・ふじわら氏は語る。

「広島はいかがですか?」とJタウンネットが突っ込むと、「いいですね」と乗ってくれた。「池はありますかね?」「歌も変えた方がいいかも......」。「駄美術」の精神はますます盛んなようだ。

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