ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

通称「うんこ通り」をなんとかしたい 宇治市のユニーク作戦が大成功

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.09.30 06:00
0

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年9月20日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、京都府宇治市役所の取り組みについて取り上げられました。

環境企画課の柴田浩久さんは「イエローチョーク作戦」なるものを発案し、大きな成果を挙げています。

チョークを活用。画像はイメージ(Jacqui Brownさん撮影、Flickrより)
Chalk

交通安全の取り締まりからヒントを得た

イエローチョーク作戦とは、放置されたフンに黄色いチョークで印をつける活動のことです。柴田さんがこの作戦を始めたのは、犬のフンが「小学生の安全を脅かす事態」を引き起こしていたのがキッカケでした。

子どもが歩道を歩けなくて車道を歩いていた時期があり、その歩道は「うんこ通り」とまでいわれていたほどでした。

これまでにも飼い主に犬のフンを持ち帰るよう呼びかける看板や掲示はありましたが効果はいまひとつ、そこで柴田さんは個人でフン害を阻止できる方法はないかと、以前、配属されていた部署で担当していた交通安全の取り締まりの経験をヒントに、人が一番ドキッとする方法を考え出しました。

フンがあった場所に日時を書いて、放置された時間帯を特定することで、飼い主に対して「あなたの行動が見られていますよ」とプレッシャーをかける効果があるといいます。

さらにもう一つポイントが、「清掃はしない」ということ。飼い主の心理を突いたイエローチョーク作戦の成果はなんと95%減。去年1月に柴田さんがたった一人で始めた作戦は、今では市の公式な事業へと発展し、地域の人々も行動に移し市内各地に広がっています。

罰するのではなく、飼い主の心理を突くこの優しい取り組みは、全国に広がってほしいですね。(ライター:けあるひの)

PAGETOP