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広島で130年続く人形芝居 継承者不足が心配される

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.08.28 06:00
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[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年8月16日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」の「まちの宝」のコーナーで、廿日市市原に130年続く民俗芸能「説教源氏節人形芝居」が紹介されました。

はつかいち観光協会ホームページより
はつかいち観光協会ホームページより

村の娯楽として愛されてきた

はったんがえしと呼ばれる、独自の舞台装置などが特徴のこの芝居は、江戸時代に名古屋を中心に全国に広がり、明治初期、当時の原村に伝わりました。

芝居は村人たちによってはぐくまれ、数少ない村の娯楽として心から愛されました。三味線などの囃子が音色をそえながら、人形遣いと呼ばれる役が、登場人物を操ります。

主役の人形は「でこ」と呼ばれ、ずっと廿日市市原の「眺楽座」に受け継がれてきた人形です。現在の団員は18人。継承者不足だった三味線は、広島市内から通ってくれる人たちでつながりました。

ところが、台詞をひとりで受け持ち物語を織り上げる語り太夫は、高齢の二人だけとなり継承が心配されています。

しかし古き良き家族の思い出が、心配を抱えながらも語り続ける太夫の支えとなっています。この芝居を、子どもたちが必ずつないでくれると信じ、力のこもった稽古が続いています。

この芝居が未来の一座へと手渡されることを祈りたいですね。(ライター・石田こよみ)

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