東京名物の「甘食」、西日本では低認知度! 浅草の「まるごとにっぽん」が調査
東京土産に進化した「甘食」を
甘食は19世紀末、代官山か新橋で誕生したとされる。100年以上にわたり愛されているこの焼き菓子を29年間作り続けている「壱(ichi)」が、幅広い世代が親しめる品を目指して開発したのが「洋風甘食」だ。
「洋風甘食」と従来の甘食との違いは、サイズと味のバリエーションの2点。子供には大き目だった甘食をサイズダウンしたうえ、従来はほぼ同一の味わいだったところをプレーン、チョコ、抹茶、くるみ&レーズン、オレンジピール、クランベリーの6種類の味を開発したという。2017年8月10日に発売された6フレーバーは、2個セットで194円、6種入りの「ギフトセット」が580円だ。
また、「まるごとにっぽん」内にある他の店舗でも、様々な地域の伝統的な料理・お菓子を夏に合わせてアレンジし、「夏の手土産」として提案している。
普段は秋田名物「きりたんぽ」を提供する「こめたんぽ」からは、「出汁」のかき氷と夏野菜のゼリーを使った「極冷え 出汁かき氷の稲庭うどん」、九州地方の和菓子を提供している「九州甘味処 うさぎ家」では、ロールケーキのようにご飯とあんこを巻き込んだ「うさぎ家巻きおはぎ」、「完熟屋」からは、山椒の花の蜜から作られたという、ほんのりスパイシーな「夏の伽藍山はちみつ」など、個性的な品が並んでいる。