トイレットペーパー、5割以上が「ダブル」を使用! 「シングル」多数は近畿のみ
全国最高の「タブル」率は、栃木県
都道府県別の投票を総計すると、「ダブル」派が55.1%で、「シングル」派の44.9%を上回った。下の円グラフをご覧いただきたい。
都道府県別に集計し、シングルとダブルで色分けすると、この日本地図のようになった。「ダブル」派の肌色が、長野県以東のほぼ全部に広がっている。日本の東半分で「シングル」派だったのは、千葉県、神奈川県、新潟県だけだ。
一方、近畿地方では「シングル」派が多数を占めた。京都府(57.1%)、大阪府(50.2%)、兵庫県(55.0%)。奈良県に至っては支持率が85.7%を記録した。
だが、さらに西の地域を見てみると、「ダブル」派の肌色が目立つ。「シングル」と「ダブル」が拮抗している都道府県もあるが、「ダブル」派が多くの都道府県で多数を占めた。
全国から人が集まる東京都は、「ダブル」派が57.4%で、全国平均と大差なかった。北海道(70.0%)、宮城(66.7%)、埼玉(61.1%)、愛知(60.0%)、広島(58.3%)、福岡(50.6%)......。人口の多い他の都道府県でも、「ダブル」派の割合は50~70%の間だった。
そんな中、「ダブル」派の割合が80%を超えたのが、北関東から南東北にかけた地域だった。福島県(80.0%)、茨城県(81.8%)、栃木県(85.7%)。栃木県の85.7%は、全国最高の「ダブル」率だった。
一般的に「重ねる枚数の違い」とイメージされるシングルとダブル。しかし大王製紙のトイレットペーパー「エリエール」の公式サイトでは、その違いを「紙の質」と説明している。
「シングルの紙を2枚合わせたものが、ダブルではありません。シングルは1枚のみで使っても破れたりしないように、少し厚手の紙で作っています。ダブルは紙のやわらかい面同士を外側にして作っています。2枚合わせることにより、紙自体の強度が増し、よりふっくらとしたボリューム感を実現しています」