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西鉄バスが「冠水しても走行」 何が起きていたのか聞いてみた

野口 博之

野口 博之

2017.07.07 11:00
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「車内浸水が予測されるなら、運行しなかった」

西鉄バスと言えば、災害や事故があっても、通常通り運行を続けていたといった「伝説」がネット上で語られている。実際、博多駅前通りで大規模な陥没事故が起きたときも、現場付近を迂回しながら定時運行していたとJタウンネットが16年11月8日付記事で紹介している。

15年8月24日に非常に強い台風が九州を北上して、翌日朝からの運行を休止すると決めたときは、「あの西鉄バスが」と衝撃を受けたことを明かす福岡県民らの声がツイッター上で相次いだ。

西鉄バス(Cheng-en Chengさん撮影、flickrから)
西鉄バス(Cheng-en Chengさん撮影、flickrから)

ただ、今回については、動画の投稿者らは水が来て怖かったことを明かし、冠水の中を走れば不測の事態もありうるといった指摘も出ている。

西鉄バスを運行する西日本鉄道の広報課は7月6日、Jタウンネットの取材に対し、動画に投稿されたのは路線バスの車内だったと認めた。朝倉市杷木からJR鹿児島本線・二日市駅(筑紫野市)に向かう路線で、5日のいつどこで冠水があったのかは把握していないという。

「急な事態でしたので、バスは、お客さまの安全が第一と、道路が冠水していない場所までそのまま進んだと聞いています。立ち往生するわけにはいきませんので、安全確保に努めたということです。車内浸水が予測される状況なら、運行しなかったと考えています。運行を休止する場合の詳細については言えませんが、社内規定で定めています」

なお、今回の路線については、5日夕に運行の休止を決めている。

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