コロッケVSメンチカツ 揚げもの界の「二大政党」、接戦を制したのは...
つぶした具材をパン粉で包んでカラッとフライするコロッケとメンチカツ。調理法のみならず、お肉屋さんの定番なところ、そしてやたらと美味しいなど、数々の共通点を持つおかずだ。
そんなコロッケとメンチカツに関して、Jタウン研究所は「コロッケとメンチカツ、どっちが好き?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数796、2017年5月2日~6月5日)。果たして、その結果は―――。
大票田・東京都でまさかの拮抗
全体では、コロッケが52.1%でメンチカツの47.9%を上回った。基本的にはじゃがいもメインのコロッケと、ひき肉が詰められているメンチカツとでは、後者の方が高級感・満足度共に高い。そのため、メンチカツが優勢になるのではないかと予想していたのだが、接戦を制したのはコロッケだった。どちらの美味しさも甲乙つけがたいが、値段的なお手軽さがコロッケの勝因だろうか。
地域別に見ていくと、いくつかの地域で目立った結果が見られた。
まずは北海道だ。さすがは日本一のじゃがいもの生産地。コロッケの得票率が高かった。かぼちゃの生産量も日本トップなので、コロッケになりそうな具材が極めて身近という背景もありそうだ。
ほかにも、石川県でもコロッケ派の比率が極めて高かったが、逆に広島県ではメンチカツ派が圧倒的な得票率で第一党に躍り出るなど、地域色のある興味深い結果が出た。
中でも注目したいのは、493票が投じられた東京都だ。票の多さゆえに、東京都での結果は全体を大きく左右するのだが、今回に限ってはほぼ影響を与えていない。
というのも、図ではメンチカツ派優勢の東京都だが、内訳ではコロッケ245票に対しメンチカツ248票と、差はわずか3票だったのだ。そのため、実質的にはほぼ拮抗していると言えるだろう。