「kmフラワーバス」4年2か月の歴史に幕 ラストランに拍手沸く
東京ビッグサイト(東京都江東区)への移動手段として利用されていた、浜松町駅とお台場・有明エリアを結ぶ「kmフラワーバス」が、2017年5月31日をもって廃止となった。
最終日の運行は、ノベルティ配布や写真の展示など、普段とは異なるスペシャルな仕様で行われ、ラストランに合わせて集まったファンからは拍手が起こったという。そこでJタウンネット記者は、詳しい話を聞いてみることにした。
車内に写真展示したところ...
kmフラワーバスは昨日2017年5月31日をもちまして路線廃止となりました。
— km Flower Bus (@kmbus) 2017年5月31日
運行中は格別なるご高配を賜りました事、スタッフ一同あらためて厚く御礼申し上げます。
今後もケイエム観光バス「お台場レインボーバス」のより一層のご愛顧を賜りますよう今後ともよろしくお願い申し上げます。
kmフラワーバスが運行していたのは13年4月から17年5月末までの4年2か月間。
東京ビッグサイトでコミックマーケットが開催される夏と冬には臨時便を発着させるなど、ニーズに応じた対応をしていた。
記者が廃止翌日の6月1日、国際自動車の担当者に最終日の様子を聞いたところ、
「14時42分浜松町駅発のバスから車内に写真を展示する、とアナウンスしたところ、10名以上の方が列を作ってバスを待っていました。ほとんどの方が一眼レフを持っていました」
と語った。その際に撮影されたと思しき画像はツイッターにも多数上がっている。
また、記念に配られたノベルティは2年前のプロモーションの際に作られたもので、今後外に出す機会も持てないということで乗客への配布を決定したという。
そして、「ぜひ見てください」と担当者がプッシュしたのが、ラストラン時の動画だ。
「最後のバスが浜松町駅に到着する際、車内から拍手が起きました。こちらの動画はツイッターにもアップされているのを確認しました」
kmフラワーバスの車両は、今後は同社のお台場レインボーバスへ転用される。車両の転用は以前から始まっており、フラワーバスの特徴である黄色いボディのままの車両は1両のみとなっていた。