「シャトレーゼがあるのは田舎」ってホントかよ? 日本地図で検証してみた
山梨県甲府市に本社を置く菓子メーカー「シャトレーゼ」は、各地の直営店で洋菓子やケーキ、パン、シュークリームなどを販売している。
甲府市で1954年、菓子専門店としてオープンしたのが始まりだった。既に創業60年を超えた老舗で、チェーンの菓子店として全国規模でその名は知れ渡っている。
そんな「シャトレーゼ」の名前が2017年4月27日、ツイッター上で一時的に「トレンド」欄に載るという珍しい現象が発生した。その理由は前日に投稿された、以下のようなツイートがきっかけだった。
都会ではないが田舎というと本物の田舎民に怒られるけど正直住宅地周辺が田畑に囲まれてて田舎感は拭えない地元を説明する時の個人的分かりやすいワード。
— ミシロ (@B_Castle346) 2017年4月26日
「シャトレーゼがある」
実は海外にもあった
ツイッターでは26、27日、近隣にシャトレーゼがあれば、そこは田舎と呼ぶにふさわしいのか否かを巡って、議論が勃発した。
シャトレーゼがトレンドにあったけど、どうやら田舎にしかないということらしい。めっちゃあるシャトレーゼ(笑)
— ぷく(/_\)(@pukpulilin) 2017年4月26日
だから何度も言ってるだろ!田舎には特に何もないんだって!
— 皐月みかず@初単行本発売中 (@mikazu_satsuki) 2017年4月27日
シャトレーゼすらないんだよ!!
なんだよシャトレーゼがあったら田舎って!!
そんなシャレオツな店が田舎にあると思うなよ!!
シャトレーゼって何? と疑問符を浮かべる都会人ツイートを見た田舎在住のオランウータンは木の枝を揺らし幹を叩いて音を出すなどの激しい威嚇行動をとった
— 天話は居酒屋ちほーに棲息するフレンズ (@amawa87) 2017年4月27日
果たして田舎は、都会よりシャトレーゼが多いのだろうか。「シャトレーゼ」の公式サイトで調べてみると、店舗検索の機能で簡単に都道府県別の店舗数が割り出された。以下の日本地図でその結果を色分けで示したので、ご覧いただきたい。
これで、シャトレーゼと都会、田舎の相関関係は一目瞭然となった。全国47都道府県の中で、シャトレーゼ店舗数のトップ3は、東京(38店)、愛知(36店)、埼玉(33店)の順で、4位・大阪(31店)、5位・福岡(30店)、6位・神奈川(29店)、7位・北海道(27店)と続く。いずれも大都市を擁する都道府県で、「シャトレーゼがあるのは田舎だ」という命題はあてはまらない気がする。
他方で、1店舗もない県も10あった。四国(4県すべて)、東北(青森、岩手、秋田)、鳥取、島根、そして沖縄だ。ちなみにツイッターでは、「シャトレーゼ」の魅力について熱く語り合うユーザーまで出始めている。
シャトレーゼはいいぞ。
— さしみ・あらもーど (@Sashimi_alamode) 2017年4月26日
シャトレーゼには洋菓子も和菓子もある。
そして何よりお使い物に最適な手頃で美味しい梨恵夢がある。
12本入りで799円。
イベントのお差し入れの返礼にももってこい。梨恵夢はいいぞ。
田舎パイも美味しいよ。
シャトレーゼのこれいくらでも食えるくらい好き pic.twitter.com/wyNWDYPz7O
— 課金は家賃までだゾ☆ (@Lazurist_png) 2017年4月27日
実家の近くにあったシャトレーゼも閉店して、うちの近くのシャトレーゼも閉店しちゃって、トレンド入りしてるの見てもどんどん閉店してるみたいで寂しい。
— どれみそ? (@u4V9opzIVm38xaW) 2017年4月27日
果物シャーベット大好きだった
特にメロン!! pic.twitter.com/1y4ocLfGwe