「特急」「快特」「エアポート快特」が全部「Limited Express」... 外国人に分かるの?京急に聞いた
2017.04.27 06:00
京急広報「明確に指し示す英語がなかった」
記者は、京急電鉄の広報課に話を聞いてみた。担当者は統一表記の理由を、
「明確に特急や快特、エアポート快特を指し示す英語がなかったからです」
と説明する。
「少ない方が、外国人も混同せず分かりやすいだろうと判断しました。停車駅の数にあまり差がないのも理由です」
とも打ち明けた。
ローマ字表記の有無については、「スペースの問題です」と言う。
「車内にある路線図には、ローマ字も書かれています。お客様もおそらく、車内でご覧になる方のほうが多いのではないでしょうか」
インターネット上では、区別するよう考えるべきだ、とする声もある。記者が「外国人客などでお困りの声はないか」と疑問をぶつけると、担当者は「ないですね」ときっぱり。
「外国人の方々で多いのは、行き先や乗り継ぎでお困りになるケースです。種別に関して疑問を抱かれる方は少ないですね」