「特急」「快特」「エアポート快特」が全部「Limited Express」... 外国人に分かるの?京急に聞いた
「KAITOKU」などと併記されている場合も
記者はまず現物を見ようと、2017年4月26日、京浜急行本線と都営地下鉄浅草線が乗り入れる泉岳寺駅へ向かった。1番線は京急本線、2~4番線は都営浅草線という形態は、相互乗り入れ(相互直通運転)と呼ばれる。記者は1、2番線のホームで、問題の路線図を発見した。
この写真をご覧いただきたい。「エアポート快特」「快特」「特急」が濃緑色と黄緑色、赤色に色分けされた上で、すべて「Limited Express」と英訳されている。日本語を読めない外国人も判断できるだろうが......「『カイトク』ハドレデスカ?ワカリマセーン!」という声が聞こえてきても不思議ではない。
記者はその後、品川駅と蒲田駅でも調べた。いずれも、「Limited Express」で統一されていた。
だが泉岳寺駅とは、多少なりとも違いがあった。品川駅でも蒲田駅でも、英語表記の隣に、「KYUKO」「TOKKYU」「KAITOKU」とローマ字表記が添えられている。日本語を読めなくても、発音で聞き覚えた外国人は、これで判別できるのかもしれない。