日本唯一?「折り紙の自動販売機」...愛媛・内子町へ、全国から人がやってくる
2017.04.16 11:00
「県外の人の方が多い」
小学校~中学時代、誰しも折り紙で遊んだ経験はあるだろう。「やはり子どもに人気なのですか」。記者が岡野さんにそうたずねると、意外な答えが返ってきた。
「大人の方が多いです」
この自動販売機はテレビや新聞、インターネットなどのメディアで何度も取り上げられており、はるばる遠くから自販機を目当てに来る訪問者が後を絶たないそうだ。
「今は県外の人の方が多いですね」(岡野さん)
内子町在住のNPO法人「凧ネット」の副会長・大森陸雄さんも
「わざわざ姫路市や、遠くは新潟県から来てくれる方もいました」
と話す。今では「2、3日に1、2人」が訪れるのだという。
大森さんは記者の取材に応じた理由を、
「内子町は、和紙の町です。こうした文化があることが、少しでも皆さんに広がっていけば」
と明かした。
「世間では今、殺伐としたニュースばかり並んでいます。この自動販売機があることを知って少しでもほんわかとした気持ちになってくれれば」