高齢化社会の新たな「インフラ」へ? 地方で活躍する「移動販売車」たち
2017.02.26 06:35
"より近くて便利"をお届け、家まで声かけも...
県北の安芸太田町、ここでも移動販売車が人気です。
運営しているのは、コンビニエンスストアのセブンーイレブンジャパン。
セブン-イレブンジャパン北広島地区の石川雄三マネージャーは、「安芸太田町につきましては高齢化の比率が45%を越える状況の中で、お買い物にお困りの方に対しより近くて便利といったことで(2年前に)移動販売を開始しております」と話されていました。
セブンあんしんお届け便・広島戸河内インター店の原田晃太郎さんは、買い物袋を玄関口まで運んだり常連さんの姿がいつもの場所になければ家まで声をかけにいったりもします。
セブンあんしんお届け便のまわるルートは日替わりですが、唯一平日のお昼の休憩時間にあわせ、毎日地元の加計高校を訪れます。
加計高校の森田昴嗣先生によると、「食堂が無くてですね、売店で時々パン販売とかもあったんですけど、それもまちまちだったんで」とのこと。
その話がセブンイレブンへ伝わり、移動販売を提案されたことから導入を決めたそうです。
地域社会との共生をかかげ、国内での移動販売サービスをはじめたセブン-イレブンジャパン。
石川マネージャーは「地域に密着したサービスといったことで、1人ひとりのお客様のご要望を聞きながら高校などきめ細かく対応していきたい」と言われていました。