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高齢化社会の新たな「インフラ」へ? 地方で活躍する「移動販売車」たち

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.02.26 06:35
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島で大活躍の移動販売車、災害時にも大きな役割が どこに誰が住んでいるのか?

大崎下島にある呉市豊浜町、最近ここにも移動販売車が登場しました。

実は大崎上島町での移動販売が好調なのをうけ、JA広島ゆたかは去年12月下旬豊浜町と隣の豊町にも導入、移動販売のエリアを拡大したのです。

二つの町の高齢化率はそれぞれ65%以上、また急傾斜地が多い地域なので移動販売車の需要は多いにあるとふんだからだそうです。

車をとめる地点の間隔は、わずか100mしかなくても巡回をするとのこと。

JAおとどけたい末田光昇さんは「この坂は年輩にとりましては上がりにくいので、来てほしいという要望がありましたら少しでも側に行って販売する」と言われていました。

地域をくまなくまわる移動販売車。

流通の専門家は、そのノウハウは災害時にも社会インフラとして大いに役立つとみています。

県立広島大学経営情報学部経営学科の粟島浩二教授は、「どこにどんな人が何人世帯住んでいるとか、避難の経路だとか災害時における被災者のみなさんの救済ということに情報が共有化できる」と言われていました。

これからますます問題となって行くであろう高齢化社会に、この取り組みが新しい道を示してくれるようで、期待できますね。(ライター・石田こよみ)

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