廃線の線路をトロッコで走ろう! 石川・奥のとトロッコ鉄道が楽しそう
2017年2月13日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。
宗玄酒造株式会社 (@sogenshuzou)どうしても線路内に侵入したい方、奥のとトロッコ鉄道にお待ちしております。なんと日本酒試飲後にも侵入可能です!https://t.co/iodOTZqD8x #線路侵入 pic.twitter.com/nxJfEpmwNQ
— 2017年2月13日
写真は、線路のすぐ脇を歩く女性。「侵入」といえば、女性タレントの立ち入りが騒動になったばかりだが......。
「奥のとトロッコ鉄道にお待ちしております」というコメントが添えられている。なるほど線路の先の方には、トロッコのようなものが見えている。「なんと日本酒試飲後にも侵入可能です!」というコメントまで追加されている。
投稿者は、宗玄酒造株式会社。「奥のとトロッコ鉄道」とは何だろう?
Jタウンネットは電話で話を聞いてみることにした。
一生トロッコに乗り放題!?
電話で答えてくれたのは、奥のとトロッコ鉄道の運営者である、宗玄酒造株式会社の徳力暁社長だった。
「2005年廃線となったのと鉄道能登線の一部を買い取り、そのうち約300メートルを復活させ、足こぎトロッコを動かせるようにして開業したのが、2013年です」と徳力社長。「恋路駅から宗玄トンネルまでの区間を往復するルートです」。
「トロッコは自転車と同じように足でこぐスタイルで、8人乗り、家族や友人同士で乗っていただけます。保育園のお子さんでもこげますよ」。現在は冬季休業中だが、3月18日からシーズンスタートとなる。4月には桜も咲き、眼下に広がる恋路海岸を眺めながら、爽快な乗り心地が楽しめるとのこと。
このトロッコのユニークな点は、「のトロファンクラブ」というオーナー制度を設けていることだ。「オーナーになると、一生トロッコに乗り放題です」と徳力社長。一生、無料で乗れるのは、嬉しいかもしれない(1口10800 円。オーナー以外は、大人1回500円)。
折り返し地点のトンネルの中は、1年をとおして、気温約12度。日本酒の貯蔵蔵になっている。こちらの貯蔵蔵もオーナー制度を設けている。
ツイッターにはこんな声も寄せられている。
奥のとトロッコ鉄道。(元のと鉄道能登線)景色結構きれいだった。廃線になる前に乗りたかった。 pic.twitter.com/UxQVRio6l7
— アカウント変えます (@miityankonabe) 2016年8月16日
線路に立っていますが廃線です (@ 奥のとトロッコ鉄道 恋路駅 in 能登町, 石川県) https://t.co/zLvFEpPjuI pic.twitter.com/P1cP4PK77I
— なっかー (@nkhr415) 2016年10月21日