使い捨て「じゃない」昔ながらのハクキンカイロが、世界から愛される理由
2017.02.13 06:00
使い捨てカイロの約13倍の熱量を誇る、「ハクキンカイロ」をご存知だろうか。90年以上も前に誕生した昔ながらの逸品で、いま再び注目を集めている。
ハクキンカイロは、ベンジン(炭化水素)の気化ガスと白金(プラチナ)の触媒作用によって発生する熱を利用して暖を取る。25ccのベンジンで最大約24時間保温できるほど熱量消費はごくわずかで、注油することで繰り返し使用できるので地球環境にも優しい。
1923(大正12)年に日本で誕生し、今なお愛好者が多い。使い捨てカイロの登場後に生まれた若者たちの間でも人気を得ているという。Jタウンネット編集部は2017年2月8日、ハクキンカイロ(大阪府大阪市)の的場恒夫社長に世代を超えて愛される理由を尋ねた。