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実録!ご近所トラブル

「下階から連日の『天井ドン』! 引っ越しの相談に行ったら『あそこの物件は...』」(長崎県・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2017.01.27 21:00

ご近所トラブルにおいては、「被害者」がまともとは限らない。そもそも「被害」に対して神経質すぎる、あるいは、あまりにも執拗な「抗議」を続ける――「加害者」とされてしまった側が、逆にその自称「被害者」に追い詰められ、苦しめられる、といった例はしばしばある。

長崎県のAさん(30代女性)は、自らの物音に対する下階からの抗議、「壁ドン」ならぬ「天井ドン」に悩まされていた。身の危険さえ感じたAさんは引っ越しを決意し、近所の不動産屋へ。そこでAさんが聞かされた事実とは――。

昼でも夜でもひっきりなしに

数年前の春、県外から地元に戻ってきました。

引っ越し先は、通勤に便利、商店街が近い、日当たりが良い、と求めていた条件を満たした木造2階建ての小綺麗なアパート。

2階角部屋が空いていたので即決しました。

長崎らしく少し坂を登るけれど、その分周りのマンションより窓が高く、夜は景色も綺麗で気に入っていました。

女一人の生活で、静かな毎日。

しかし、秋頃から異変が......。

画像はイメージです(Matthew Hutchinsonさん撮影、Flickrより)
Floor

その異変とは、時折下の階から響く「ドン!ドン!ドン!」と強く叩いているような音。

呑気な私は特に気にもせず、日曜大工でもしてるのかしら?くらいに思っていました。

しかしその音は、だんだん頻度を増し、昼間でも夜でもおかまいなしに聞こえてくるようになりました。

木造のため音も振動も響き、私自身少しずつストレスを感じるように。

その状況が1年くらい続いたころ、不動産会社から一本の電話がありました。

「下の階の方から騒音の苦情が出ています」

寝耳に水とはこのことでしょうか。

こちら側が訴えたいことを相手側から言われてしまったのですから。

同時に、あの「ドンドン」という音は私に対する威嚇だったのか、と察しました。

対策を取っても「ドンドン」は続き

不動産会社に言わせれば「夜中の足音がうるさい」と苦情が入ったとのこと。

前述の通り、女の一人暮らしでむやみに走り回ったりはしていません。

ただ、職業柄勤務が不規則で帰りが少し遅くなることも確かにあり、そのような時に少し配慮に欠けたかな、と反省すべき点もありました。

なので素直に受け止め、夜間は特に足音に気をつけるようになりました。

玄関からフロア全体にジョイントマットを敷き防音に努め、帰りが遅くなった時は足音はもちろん、トイレや入浴なども最小限の行動を心がけました。

これで少しは落ち着くかな、と思っていました。

しかし、階下からのドンドンと叩く威嚇は日に日にエスカレート。

年が明け、今年に入ると、ソファーに置いたバッグがちょっとした拍子に落ちただけでドンドン。

しまいには昼間に掃除機をかけただけでドンドン。

さすがに私も精神的に参ってきました。

身も心も休まるはずの自宅が一番緊張する場になっていたのです。

下の階の人とは顔を合わせたことがなく、それがある意味救いだったのですが、ある日、私が仕事へ行こうと階段を降りていた際、マスクをした黒っぽい服の男の人がその部屋の玄関のドアから覗くようにこちらを見ていました。

こちらの玄関のドアが閉まる音を察知して、待ち構えていたのでしょう。

もちろん大きな音は立てていなかったのですが......。

真剣に話を聞いてくれない担当者

物騒なこのご時世、普段は物怖じしない性格の私ですが、顔を知られたことに恐怖を感じ、翌日から引っ越し先を探しました。

不動産会社にも退去を申し出、階下からの嫌がらせのような音を相談。

しかし担当者は「一度気になると、神経質になるものですからね。仕方ないかもしれません」と、真剣には聞いてくませんでした。

そんな中、引っ越し先を探して別の不動産会社を訪れました。事情を話したところ――「今もしかして△△△不動産の賃貸ですか?」。

「そこの取り扱い物件は、騒音トラブルが多いんですよ。こういうトラブルでどちらかが退去ってよくあるんです。何もしなくても音がするって結構言われるんだとか」

と、思いがけない情報が。

担当者の微妙な態度も、ある意味慣れていたからかな、とも思いました。

もう少しきちんと調べてから入居すべきだったと後悔しましたが、仕方がありません。

私にできることは、これ以上ストレスにならないうちに、これ以上のトラブルにならないうちに、早々に新しいところに引っ越すことだと腹をくくりました。

幸い職場の近くに、新築の賃貸マンションを借りることができ、無事に引っ越すことができました。

木造の上の階は今回で懲りたので、鉄筋コンクリートの1階に。

この部屋では、何事もなく平穏無事に生活できますように。

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