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「犬のフン放置するご近所さん。うっかり踏んづけて...私は行動に出た」(埼玉県・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2017.01.14 17:00
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郊外の大型分譲地に引っ越してきた埼玉県のDさん(30代女性・主婦)。

新生活で遭遇したご近所さんは、マナーの悪い飼い主だった。しかしDさんが飼い主にとった行動で、事態は一転。果たしてその顛末は――。

夢いっぱい! 念願の新居購入で待っていたのは

私は埼玉県のX市にある大型分譲地に念願の家を購入し、引っ越しをしました。

分譲地の第1期販売だったので、引っ越しをしてすぐの頃はまだ隣近所も数件しか居住しておらず、ほとんどの場所が建築中。そのため何のトラブルもなく、とても快適な新居生活を送っていました。

私たち夫婦は帰宅後に散歩をするのが日課になっており、散歩中に順に家が建っていくのを見ることを楽しみにもしていました。

かなり大きい分譲地だったので、散歩をしていると引っ越しのトラックを目にすることも多く、徐々に明かりが灯る家が増えていく様子を見て仲間が増えるようで、この先の生活も楽しみにしていました。

とはいえ第2期、第3期と家が増えて居住者が増えるにあたり、少し離れたところに住む人などはどういう家族構成かなどもほとんど分からない状態になっていきました。

犬の散歩に必須のアレを持ち歩かない飼い主

その日も日課の散歩に出ました。たくさん増えた家の中に、我が家とは少し離れた場所にあるお宅で犬を2匹飼っている家がありました。

そのお宅にはいつも散歩をしている40代くらいの女性がおり、ときどきすれ違うようになったので挨拶程度のお付き合いをしていました。

画像はイメージです(Chris Gladisさん撮影、Flickrより)
Walking the Dog

ある日、一緒に散歩していた主人があることに気づきました。

「あの人、いつも犬の散歩をするとき手ぶらだよね。フンとかしないのかな」と言うのです。私はペットを飼ったことがないので、特に気にしていなかったのですが、言われてみるとペットの散歩をしている人は皆さんマナーとしてフンの始末用にビニール袋や水などを持ち歩いていることに気づきました。

そして、そんな会話をしていた数日後に事件は起こりました。

自宅前に犬のフン! おさまらない怒り

いつものように散歩を終えて家に入ろうとした瞬間、足元で「ぐにゃり」とした感触があったのです。

なんと、自宅の前で犬のフンを踏んでしまったのです!

あたりを見回すと、いくつもフンが落ちているではありませんか。

私は絶対にあの家の犬だ、あの飼い主だ!――と思いました。すぐに庭の隅で靴を洗いながらも、怒りがおさまらず、家の前に放置されたフンを片付けながら、さらに腹が立ってきました。

ひとこと文句を言ってやろうかとも思いましたが、それがあの犬のフンだという証拠は今のところありません。

分譲地内で犬の散歩をしている人をほかに見たことがなかったのですが、万が一違った場合は、これから先ずっと気まずいなぁという思いもあり、その日はとりあえず何もしませんでした。

問題のフンの犯人をついに発見!

その後も怒りがおさまらないので、犬の習性などを知らない私は色々と調べた結果、犬は同じ場所にフンをする習性があるという情報を目にしました。

その情報を元に、また同じことをされては困ると思った私はひとまず、フンのあった場所に、犬が嫌がる匂いだという薬剤を購入して撒くことにしました。

いざ撒こうとしたとき、あの飼い主と犬が昼間の散歩をしているところに遭遇しました。その時も飼い主の女性はもちろん手ぶらでした。

陰から見ていると、今度は我が家と隣の家の間あたりで犬がフンをしました。そして何事もなかったかのように女性は立ち去ったのです。

残されたフンの形状が、昨日片付けたものと同じようだったので、昨日のものもあの犬だと確信が持てました。さて、直接言うべきか、遠回しに言うべきか。とても迷いましたが、その日の夜、いつもの散歩時間に家の前でその飼い主の女性を待つことにしました。

思い切って言ってよかった

いつもの時間、私の家の前に飼い主の女性と犬がやってきました。私は「こんばんは」と挨拶をして、思い切って言いました。

「犬のフンは放置しないでくださいね」――そう私が口にすると、女性は驚いたようにしばらく立ち止まっていましたが、そのまま来た道を戻って行きました。

何も言わずに去ってしまったので、どう思ったのかはわかりませんが、私は言いたいことを伝えたことで少しスッキリしました。

翌日から、その女性は小さなカバンを持ちながら散歩をするようになりました。それと同時に犬のフンが放置されることもパタリとなくなりました。

あの時思い切ってでもきちんと伝えたことは良かったと思います。これが私の経験したご近所トラブルの思い出です。

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