消滅したはずの「らんぷ亭」、1店だけ銀座に生き残っていた!→と思いきや...
「お店を残してほしい」との要望があった
15年夏の「神戸らんぷ亭」全店閉店は、各メディアを巻き込んだ大きな話題となった。Jタウンネットの姉妹サイト「J-CASTニュース」も当時、このニュースを紹介。らんぷ亭復活の可能性を担当者に取材したところ、「それは私にはわかりません」と答えていた。
では、なぜ銀座店だけ、そして屋号だけが復活したのか。Jタウンネットは16年12月19日、銀座らんぷ亭の運営企業である「神戸らんぷ亭」に取材すると、その経緯を教えてくれた。
「大家さんから『お店を残してほしい』とのお願いがあり、店構えは変えずに、家系ラーメンを提供させていただいております」
なんと、屋号が残った理由は、大家さんの希望だそうだ。となると、この銀座店で「牛丼」が復活する可能性もあるの?
「ちょっと残念なお話なのですが......」
10秒ほど言いよどむ担当者。記者も息をのむ。
「年明けに『銀座らんぷ亭』も閉店することが決まってしまいまして......」
なんと! 具体的な閉店日は未定だが、まもなく姿を消すという。
「ダイエー時代から通い続けてくださっているファンの方も多く、1993年から23年間続きましたが、完全閉店することが決まっております」
念のため、ほかの「壱角家」を「○○らんぷ亭」の名称に変える予定があるかも聞いたが、「考えていない」とのこと。なお、銀座らんぷ亭閉店後も、「株式会社神戸らんぷ亭」の会社名は存続し、牛丼以外の業態を展開していく予定だという。
ほぼ四半世紀にわたって、人々のお腹を満たしてきた「らんぷ亭」だったが、ついに今度こそ、その灯火を消す。思い入れのある方は、お早めに銀座へ。