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「福島県民お断り」...南相馬出身・女子中学生の人権作文が反響呼ぶ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.12.08 17:00
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「偏見」と「共感」

作文は自身の体験から感じた「偏見」と「共感」について綴られている。要約するとこうだ。

福島県南相馬市で生まれ育った彼女は、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた。しかし待ち受けていたのは、「福島県民お断り」という「偏見」だった。それは震災から5年が経った現在も消えていない、と彼女はいう。そんな苦しむ彼女の心を救ったのは、同じく震災で大きな被害を受けた宮城県女川町でできた友の存在。心に寄り添い共に乗り越えようとする「共感」が彼女を支えたのだ。

現在ツイッターを中心にネット上で拡散されており、一人でも多くの人に読んでほしい、この思いを共有したい、と共感の輪が広がっている。

同コンテストの宮城県大会を主催する仙台法務局に電話で話を聞くと、ネットでの反響は把握しておらず、2016年12月7日現在、取材や問い合わせの連絡もないという。

作文は12月3日付の河北新報の朝刊に掲載されているほか、東北電力グリーンプラザで9日まで行われている「中学生人権作文優秀作品展」で読むことができる。来年には作文集も制作されるそうだ。

「それぞれに大変で、それぞれを想っている」
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