「ウミガメの煮込み」も食べれる! 東京海洋大の学祭は何から何まで海尽くし
まるで博物館のよう
展示企画にも海洋大らしさが。魚をはじめとする水棲生物が水槽で展示されているほか、標本や魚拓、はく製、ホルマリン漬けなどを見ることができる。学生が自らの学業の研究の傍ら、研究会に所属して熱心に励んでいるそう。凝った説明書きに加え、学生たちが丁寧に解説をしてくれる。


ニホンウナギ

ウミガメ研究会では様々な種類の亀のはく製、卵や赤ちゃんのホルマリン漬けを展示。カメの骨格標本、双頭やアルビノなど珍しい収蔵品もある。

マリンサイエンスミュージアム(前:東京海洋大学海洋学部附属水産資料館)と鯨ミュージアムでは、収蔵標本の展示を行っている。ミュージアムが一般公開される海鷹祭では、学芸員の養成課程を履修する学部学生が館内で実習をしており、展示品の説明を聞くことができる。
メインストリートから離れた構内の片隅には、大きな船「雲鷹丸」が鎮座している。雲鷹丸は1909(明治42)年に建造された帆船で、1998(平成10)年には登録有形文化財に登録されている。普段は入ることのできない甲板が一般開放され、夜にはライトアップされる。

雲鷹丸

旗にはそれぞれ意味があるそう
スペシャルゲストも一風変わっている。4日に登場したのは、さかな芸人ハットリさん。替え歌で魚を紹介してくれる。

さかな芸人ハットリさん
5日にはアイドルユニットのつりビットさん、同校の名誉博士・客員准教授であるさかなクンさん、6日にはフィッシュロックバンドの漁港さんがゲストとして海鷹祭を盛り上げる。
すべてが海や魚で徹底された海鷹祭。今週末遊びに行ってみてはいかがだろう。