ゆるキャラGP直前予想! 本命は四国勢の×××? こんのすけVSりそにゃの行方は?
全国のご当地キャラが参加する「ゆるキャラグランプリ」。すでに2016年のインターネット投票は締め切られ、残すは11月5、6日の「決戦投票」だ。それにさきがけて2日、決選投票の対象キャラクターが発表された。
現地で受け付ける「リアル投票」の倍率は、4倍に設定されている。14年の1.5倍、15年の2倍と比較すると、今年は現地票を重視した印象を受ける。それを踏まえて、JタウンネットK副編集長が、最終情勢を「勝手に分析」してみた。
「しんじょう君」「チュッピー」開催地への所要時間は同じ
決選投票に参加するのは、214のキャラクター。ネット投票(7月22日~10月24日)の総合順位100位以内か、愛媛県松山市で行われる決選投票イベント「ゆるキャラグランプリ2016 in 愛顔(えがお)のえひめ」に出展するキャラクターが対象だ。
ズラリと並んだキャラクター名を見ると、今回は西日本エリアからの参戦が多い。とくに、イベント開催地の愛媛県からはブース出展も多く、「ご当地」「企業・その他」両部門あわせて41体が選ばれている。
まず「ご当地」部門(決勝進出144キャラ)だが、既報の通り、埼玉県本庄市の「はにぽん」、岡山県総社市の「チュッピー」、高知県須崎市の「しんじょう君」あたりが、有力なグランプリ候補だ。
現地票では、同じ四国のしんじょう君が有利に見える。しかし、車での所要時間は須崎―松山も、総社―松山も、ともに約2時間半と拮抗しているため、チュッピーにもある程度の得票が見込めそうだ。なお、900キロ近く離れた本庄からの遠征投票は、あまり見込めないのではと予想する。
「りそにゃV.S.こんのすけ」は?
「企業・その他」部門(決勝進出70キャラ)では、選挙戦中盤から、りそな銀行のネコ「りそにゃ」と、ブラウザゲーム「刀剣乱舞」のキツネ「こんのすけ」のデッドヒートが話題になっている。ただ、現地票に限って見れば、こんのすけに分がありそうだ。りそな銀行は愛媛県に店舗がなく、四国全体を見ても高知出張所のみ。地域を問わない刀剣乱舞の方が、知っている人も多いだろうとの読みだ。
この部門で現地票を伸ばしそうなのは、サイの「ハッぴぃ ショッぴぃ フジッぴぃ」。愛媛県を中心に展開するスーパーマーケット「フジ」の公認キャラクターだ。テレビCMではかわいいダンスを披露する一方、ブログでは今回グランプリ不出馬の「みきゃん」(愛媛県公式イメージアップキャラクター)を「お友達」と紹介する、したたかな一面もある。地元に密着したキャラのため、会場を訪れるファミリー層の票は期待できそうだ。
決選投票の結果は、11月6日に発表される。ネット人気を集めたキャラか、地元に強いキャラか。はたまた、強い支持基盤を持つキャラか――。弊社J-CASTの「カス丸」をはじめ、ネット投票で敗退したキャラクターも納得いく結果になるといいですね。