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「沖縄人、海ぶどう食べない」説は本当か...地元出身の記者が解説します

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.10.20 06:00
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沖縄と言えば、他の地方では見られない料理、食材が多数ある地だ。生活に密着した食材かのように思われているが、実はその中には地元民からは若干距離のある食材もある。その1つが海ぶどうである。

「沖縄ではそれほど海ぶどうは食べられていない」というツイートがされると、多くの同意と驚きの声が寄せられ、2万回近くリツイートされて注目を集めた。独特の食感で人気を集める沖縄ならではの海藻なのだが、実体は「観光客向け」なのだ。

「これマジ? 僕海ぶどう大好きで、アンテナショップとかでもしょっちゅう買ってるのに!」と編集部で聞かれたので、沖縄出身の筆者が、自分の経験を交えながら沖縄の海藻事情について解説する。

アーサやもずくは食べるけど海ぶどうは...

海ブドウことクビレズタ(括れ蔦)は、沖縄県を中心に収穫される海藻で、ぷちぷちとした食感が特徴だ。その見た目からグリーンキャビアと呼ばれることもある。沖縄では昔から食べられてきた食材だ。

サラダなんかにも使われる海ブドウ(pelicanさん撮影。flickrより)
seaweed salad

......にも関わらず、現在の沖縄ではあまり食べられていない。

産まれも育ちも沖縄県な筆者だが、海ぶどうを食べた経験は数えるほどしかない。観光客向けのお店に行ったときや居酒屋で刺身の付け合せとして提供されることはあるが、自分で買って、自宅で食べたことは皆無だ。

だが、アーサやもずくは良く食べていたし、給食でも出された記憶がある。アーサとは沖縄のホテルでの朝食のみそ汁に入っている緑色のあの海藻で、天ぷらにして食べることもある。

アーサはこんな感じで売られている(Ippei Suzukiさん撮影。flickrより)
アーサ

ツイッター上には沖縄在住のユーザーからの同意が多く投稿されており、海ブドウは沖縄ではあまり食べられていないという説はかなり信ぴょう性が高いと言えるのではないだろうか。

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