「べっぴんさん」の神戸弁に、地元からちょい不満の声...?
「神戸弁ちょい変やけど......」
ツイッターに寄せられた声をいくつか見てみよう。
べっぴんさん始まった???
— ELLY☆BIG LOVE♪ (@ELLYBIG) 2016年10月2日
神戸弁ちょい変やけど??
しゃあないわな??
ファミリアの服は最高の子供服???
神戸っ子はファミリアがステイタスやったわぁ??#べっぴんさん
菅野美穂の関西弁(神戸弁......?)ナレーションが......微妙やな...... #べっぴんさん
— toya(概念) (@toya) 2016年10月2日
「神戸弁ちょい変やけど......しゃあないわな」「菅野美穂の関西弁(神戸弁......?)ナレーションが......微妙やな......」という感想が、ちらほら聞こえる。
モデルのお母様 調べると 短命ではないけど
— toozee (@ToozeeA) 2016年10月6日
大阪出身で 相愛女学校出身
相愛は浄土真宗系
確か いしだあゆみ (姉も)中学で通ったような
ご両親は近江と浪花→純神戸弁ではない家庭
ってことで
(誤りあったら ごめんなさいね#べっぴんさん
#べっぴんさん
— Yukako MATSUMOTO (@snowystreet) 2016年10月3日
階層や居住地によって使う「方言」を使い分けてる感じか。同じ「神戸弁」を使わせるのではなく。
お父さま生瀬さんは大阪の商売人なので(大阪で成功して神戸の山手に家を新築!)神戸弁ではなく大阪弁を話していると思われる。
つまり、菅野美穂が演じている主人公の母親は近江出身。生瀬勝久が演じる父親も同じ近江出身で、大阪で成功した商売人である。家庭内では「神戸弁ではなく大阪弁を話していると思われる」というコメントもある。
ドラマのプロローグの時代背景は、昭和初期。当時、大阪で働くビジネスマンの中には、神戸に別荘や新居を求める人が多かったという。神戸に住んではいても、働いているのは大阪。家庭内でも大阪弁が主だったのではないか、という解釈だ。
ドラマの中でも、大阪弁、近江弁、神戸弁が微妙に使い分けられているのではないか、という見方もできるだろう。だとすれば、この反応も制作側の思惑通り、ということになるが......。
あと、菅野美穂のナレに違和感抱いてるツイで、「神戸弁と大阪弁は違うねん」と分かってる人がどれだけおんのかな、と神戸下町ネイティブの私は思いますわ #べっぴんさん
— NEZUKOCHAN (@nezukochan) 2016年10月3日
見とう、聞いとう、言うとう、知っとう...懐かしいなあ、神戸弁。「センセが言うとう 」と言って、母(?京都育ち)に「センセは『言うてはる』や??」と叱られたのを思い出しました。関西弁いうても色々あるねん。神戸のコトバはわりと粗っぽい感じ。#べっぴんさん
— アンジー (@Abraham_Darby) 2016年10月4日
標準語「何してるの?」を各関西方言にすると
— 三塚 (@miyoko0228) 2016年10月4日
神戸弁:何しとお?
大阪弁:何してるん?か、何してんの?、何してんねん?(ややキツイ言い方)
京都弁:何してはるん?
と微妙に違う。そこをきちんと神戸弁を使ってくれてるのが好印象。#べっぴんさん
「神戸弁と大阪弁は違うねん」という声もある。見とう、聞いとう、言うとう、知っとう、と語尾に「とう」が付くのが神戸弁の特徴だ。また京都弁も加えて比較すると、標準語「何してるの?」は、大阪弁では「何してるん?」や「何してんねん?」、京都弁では「何してはるん?」、神戸弁は「何しとお?」「何しとん?」となるという。
事ほど左様に微妙に異なる神戸弁が、ドラマの中であまり強調されていないのではないか、というのが、神戸出身者の感想のようだ。
ドラマの主人公すみれ(芳根京子)は神戸生まれの神戸育ちだ。すみれが通う、山手の名門女学校は、坂野惇子さんの母校・甲南女学校をモデルにしたと推測されるが、同級生のお嬢様たちが話す言葉が神戸弁かどうかは、ドラマを見ていても定かでない。
また、すみれが秘かに慕う潔(高良健吾)や、すみれの相談相手になる神戸の靴店「あさや」の店主・麻田(市村正親)の話す言葉も、はたして神戸弁かどうか、いまひとつはっきりしない。
ドラマはまだスタートしたばかりだ。今後の展開で、神戸っ子たちの不満は解消されるのだろうか?