江戸時代の「水の道」を体験! 日本橋~深川で「水都復活まつり」開催
「日本橋と深川『水都復活まつり』」が東京都の日本橋エリアと深川エリアで、2016年10月22、23、29、30、31日の5日間開催される。日本橋と深川間の運河クルージング、相撲甚句や初っ切りなどの相撲イベント、深川エリアの飲食店の露店を集めた「高橋夜店通り復活祭」といったイベントを実施する。
「日本橋と深川『水都復活まつり』」は、江戸町民の生活を支える商人の街であった日本橋と、物流の街であった深川の両エリアを結んでいた「水の道」を改めて見直し、両エリアの魅力をアピールすることを目的としている。
23日と29日には、日本橋と深川間の「水の道」を体験できるクルージングイベント「御府内水上ライン」を実施する。かつて江戸湊の商品流通の拡大発展に寄与した日本橋~深川間を流れる日本橋川、隅田川、小名木川を結ぶ観光船を運航する。
イベントいろいろ
23日は日本橋会場でイベントが行われる。福徳神社周辺では、日本橋の老舗店や都道府県のアンテナショップが出店する「福徳市」が出現する。江戸時代に行われていた「富くじ」を再現した「福徳くじ」では、当選者に両エリア自慢の品を贈呈する。「福徳の森 おたのしみ相撲」では福徳神社の横に土俵を設置し、出羽海部屋の力士が登場する。ふれ太鼓や相撲甚句、髪結いの実演、初っ切りなどを披露する。「福徳くじ」で「ちゃんこ賞」が当たった人には、力士が作ったちゃんこ鍋が振る舞われる。
30・31日は深川会場でのイベント。30日には、明治から昭和戦前に「夜店通り」と呼ばれた高橋商店街「高橋のらくろ~ド」では「高橋夜店通り復活祭」が行われ、深川エリアの飲食店が露店を出店する。昼は子供向けの縁日、夜は大人向けの夜店が並ぶ。ほかにも、駕籠や伝馬船に乗る体験会が実施される。31日には、松尾芭蕉ゆかりの地にちなんで、俳句に合わせ曲を奏でる「JAZZ句会」と演奏会が行われる。
さらに前夜祭として22日の夕方から、妖怪たちが船で日本橋から深川まで向かう「妖怪はしわたし」や、百鬼夜行のパフォーマンス、深川に語り継がれる七不思議を浪曲で伝える「『深川七不思議』浪曲会」が実施される。
同イベントは、中央区の日本橋北詰商店会、室町大通会と、江東区の森下商店街振興組合、高橋商店街振興組合、高橋商店街高盛会、深川資料館通り商店街協同組合が、東京都商店街振興組合連合会の広域支援型商店街事業の一環として開催する。