山手線の新駅、名前は何がいい?→4位「新品川」 3位「泉岳寺」 2位「芝浦」 1位は...
JR山手線・京浜東北線の品川~田町間に「品川新駅(仮称)」を作る計画が進んでいる。建築家の隈研吾さんが駅舎デザインを手がける一大プロジェクトで、2020年春に暫定開業予定だが、あと3年半に迫っても「仮称」のままだ。
そこでJタウン研究所では、「品川新駅、どんな名前がいい?」をテーマに都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数739票、2016年9月8日~10月3日)。果たして結果は――。実現可能性を考えつつ、あれこれ考察したい。
トップは「プリンスホテル」で有名な...
トップは「高輪」(26.8%)。「高輪プリンスホテル」のイメージもあって、いい印象を持つ人は多そうだ。一方で、ここから1.5キロほど離れたところに「高輪台駅」(都営浅草線)もあるため、混同される可能性も高い。
2位は「芝浦」(20.0%)。東芝の旧社名「東京芝浦電気」や、その前身の「芝浦製作所」で知られる地名だが、類似する駅名も多い。たとえば、海側(東側)に2キロほど行くと、かつての国鉄貨物駅「芝浦駅」の跡地や、ゆりかもめに現存する「芝浦ふ頭駅」がある。また神奈川県横浜市には、芝浦製作所の工場に由来した「新芝浦駅」と「海芝浦駅」があるため、混乱を招く可能性は高いだろう。
3位は「泉岳寺」(18.5%)。都営地下鉄と京浜急行の「泉岳寺駅」と隣接しているため、一番混乱は少なそうだ。しかし、かつて泉岳寺側から駅名差し止めの訴訟が起き、最高裁まで争った駅名(寺側が敗訴)であることは、大きな懸念と言えるだろう。
東京都での順位は?
それ以降は、その名もズバリ「新品川」(10.3%)、さいたま新都心を意識した「しながわ新都心」(4.7%)、再開発地区の計画名である「東京サウスゲート」(4.5%)、駅予定地の住所「港南」(3.2%)、そして「芝」(2.7%)と続いた。
なお、東京都からの投票に限ると、首位の「高輪」(28.3%)は変わらないが、僅差ながら「泉岳寺」(20.5%)と「芝浦」(18.7%)が逆転した。やはり土地勘があると、「泉岳寺駅」のイメージが浮かびやすいのだろうか。