早明浦ダムに沈んだ「旧大川村役場」が出現すると、四国民は水不足を実感する
2016年8月24日、高知県北部にある吉野川上流の早明浦(さめうら)ダムで、大川村旧役場庁舎が3年ぶりに水面に姿を現したと、地元テレビ局・新聞などで報じられ、大きな話題となっている。
旧大川村役場が現れたそうで。 pic.twitter.com/SV0opOuqPV
— ( ?ω? ) (@kipein) 2016年8月24日
写真は、現在の早明浦ダムの貯水率を示す数字や、水面から現れた旧役場庁舎の屋根など、ニュース番組の映像のようだ。「旧大川村役場が現れたそうで」というコメントも添えられている。
「四国民がかなり焦り始める......」
現在、早明浦ダムがある場所には、かつて大川村の集落があった。ダム建設時には、激しい反対運動があったことで知られる。そしてダム完成とともに、かつての村役場は水没。現在では、その姿が見えるか見えないかが、ダムの水量を知る目安ともなっている。
冒頭のツイートに対して、こういった声が寄せられている。
早明浦ダムの貯水率低下して、3年ぶりに旧大川村役場が見え始めました。ヤバい。
— ゆるこ (@machine0016) 2016年8月24日
旧大川村役場とうとう見え始めたのね...四国民がかなり焦り始める時期がとうとう来てしまった
— はぎ (@hagikoppe) 2016年8月24日
役場じゃ、早明浦ダムに役場が顔を出された...!◆高知県の早明浦ダムで渇水 湖底の大川村旧役場が3年ぶり出現:高知新聞 https://t.co/MWFqHqfdtZ
— 水越柚耶@京都文々。新聞社 (@m_yu_ya) 2016年8月24日
「3年ぶりに旧大川村役場が見え始めました。ヤバい」「四国民がかなり焦り始める時期がとうとう来てしまった」「早明浦ダムに役場が顔を出された...!」などというつぶやきであふれている。
......というのも、早明浦ダムの水は四国4県で利用されているからだ。とくに徳島県、香川県には、より多く配分されているため、早明浦ダムの貯水率にはより敏感になる。
このままだと、全体が現れるでしょうなぁ...
— さばとん【ドラ】 (@dorasabato) 2016年8月24日
そうなればいつ以来かな
徳島新聞の一面を飾ることになる
ふむ、讃岐国の水事情を図るバロメーターだな。そろそろ本格的に節水を心がけなければな... https://t.co/eE1JOOsNI1
— 那智@第五戦隊 うどん県駐留 (@nachi_5S) 2016年8月24日
「このままだと、全体が現れるでしょうなぁ...徳島新聞の一面を飾ることになる」「ふむ、讃岐国の水事情を図るバロメーターだな」など、徳島県民、香川県民は気が気ではないらしい。
そこで、にわかに注目されているのが、迷走中の台風10号である。
香川先輩「うちさぁ、早明浦ダムあんだけど寄ってかない?」 pic.twitter.com/mqx2ZSn4Ok
— 新米先達mayan (@mayan1969) 2016年8月24日
台風10号の雨だけ早明浦ダムに集中降下してくれないかしら
— ノンナ☆Ryo (@Ryo_s030214) 2016年8月24日
「うちさぁ、早明浦ダムあんだけど寄ってかない?」「台風10号の雨だけ早明浦ダムに集中降下してくれないかしら」といった切なる願望である。さて台風10号の進路は、香川県民の希望どおりとなるか。それとも、またもやそれてしまうのか。神のみぞ知る......。