最近の夏祭りは「騒音」にも配慮しないといけない
2016.08.07 07:20
[ドデスカ!‐名古屋テレビ]2016年7月27日放送の「全力リサーチ」のコーナーでは、一風変わった東海地方の夏祭りについて特集されていました。
愛知県東海市では騒音に配慮したお祭りが行われています。8月13、14日に行われる「ザ・おおたジャンプフェスティバル」の盆踊りのリハーサルの様子を堂野浩久アナウンサーが取材に訪れると、音楽がかかっていないのに町の人が盆踊りの練習を行っていました。
無音の中でも、手拍子のタイミングまでバッチリ!
音楽が無い中で盆踊りの調子が揃い、手拍子のタイミングまであっている訳は、FM電波で携帯ラジオに曲を流し踊る人がイヤホンでそれを聞いているからでした。
踊っている人にはイヤホンから音楽が聞こえているので、無音の中盆踊りを踊っているようで異様な光景に見えますが、お祭り評論家の山本哲也さんによると最近の祭りでは騒音の苦情が多く祭りを諦めるケースもあるそうなので「無音盆踊り」は環境に配慮した新しい盆踊りであると言えます。
騒音苦情以外にも担い手の高齢化や、規制の強化で伝統ある夏祭りが終わっていくのは悲しいことです。伝統を残しながら今の時代に合ったお祭りに少しずつ変化させることが必要なのかもしれません。(ライター:moca)