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主要3候補「以外」の都知事選(3)宮崎正弘さん 現役の日芸教授、出馬の理由は

城戸 譲

城戸 譲

2016.07.27 11:00
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告示日当日に「事前審査」

宮崎さんは現在、日本大学芸術学部映画学科の教授。大学に休職願を出して、都知事選へ出馬した。その動機は、猪瀬直樹氏、舛添要一氏と、二代続けて都政を襲った「政治とカネ」の問題にある。

「なんで二代もお金のことで知事が辞めるのか。東京都の財政がものすごく苦しいはずなのに、そのトップである知事がお金を使ってしまうのか」

知事に金銭が集まる一方で、自身は交通事故で障害を負い、多額の医療費を払う日々。「真面目にやると、ちゃんと儲からないようにできている」と腹立たしくなり、事前審査の最終日、都選挙管理委員会に電話したという。

「『どう考えても貧乏人にはできない選挙だと思うのですが』と言ったら、『きょうの5時までに書類を取りに来るのであれば計らいます』と。当然『お金はどうするのですか?』と聞いたら、『それは決まりなので、なんとか300万円を工面して頂いて、資料が整うんだったら』というお話をうかがったので、そこまで言われて『じゃあ結構です』とは言えなくなって......」

そこから4日間で、供託金300万円を集め、選挙公報の原稿を書き、書類がそろったのは告示日の午前。あわてて選管へ行き、事前審査を受けた。

「左側を向くと、(本審査を)通っていない方が13名おられたわけですよ。私もこっちの部類なんだろうなと。『通らないんだろうな』と思っていたら、どういうわけか『受理します』と言われました」
「なにをやるんじゃなくて、どうやるんだ」
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