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「ゆかり」の三島食品、今度は初のスイーツを発売! ドリンクに続く挑戦、その狙いを聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2016.07.14 06:00
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「赤しそとチーズの出逢い」商品写真(画像提供:三島食品)
「赤しそとチーズの出逢い」商品写真(画像提供:三島食品)

赤しそのふりかけ「ゆかり」を製造販売する三島食品が、2016年7月7日、初のスイーツ商品「赤しそとチーズの出逢い」を発売した。

三島食品といえば、つい先日に「三島の赤しそ飲料」がツイッターなどで話題になり、あっという間にほぼ完売するヒットを記録したばかり。それに続いて登場したこのスイーツも、早くも人気を呼んでいるとか。

「ゆかり」というふりかけで知られる企業が、なぜスイーツづくりに乗り出したのか。Jタウンネット編集部は広島市にある三島食品に電話して、話を聞いてみることにした。

探しているうち、「ダックワーズ」にたどりついた

「赤しそとチーズの出逢い」イメージ写真(画像提供:三島食品)
「赤しそとチーズの出逢い」イメージ写真(画像提供:三島食品)

電話に出てくれたのは、広報担当の佐伯俊彦さん。佐伯さんには先日、「赤しそ飲料」について話を聞いたばかりだったが、引き続きの電話取材となった。

「赤しそを使用したお菓子の開発に取り組むようになったのは、約2年前でした。赤しその特長を生かすものは何だろう、といろいろ探しているうちに、たどりついたのがダックワーズという焼き菓子......。このダックワーズに可能性を感じました」

このスイーツは、アーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子「ダックワーズ」で、生地に赤しそが混ぜ合わされている。赤しそが入った生地にサンドされているのは、赤しそと相性の良いカマンベールチーズ。チーズクリームの濃厚さと赤しそのさわやかな風味を両方楽しめるという。

「メレンゲに赤しそとアーモンドのパウダーを混ぜ合わせて焼き上げ、試行錯誤を重ねながら、ようやく見つけたのがカマンベールチーズ」と佐伯さん。「生地にアーモンドの香ばしさと、赤しそのさわやかさ。クリームは、カマンベールの濃厚な深みと味わい。食べ終わった後に、赤しその風味が残る」。この3段階が楽しめると言う。

商品化にあたっては、社内で何度もブラインドテストを繰り返し、女子社員にもっとも好評だったレシピを参考にしたとのこと。「赤しそとチーズの出逢い」というネーミングもその過程で生まれた。

「おかげさまでふりかけ製品『ゆかり』では、全国的に知られるようになりましたが、企業の認知度・知名度はまだまだこれからです」と、佐伯さんは語る。「赤しそという素材に特化するのはもちろんですが、ふりかけ以外の分野、飲料やスイーツなど、徐々に商品カテゴリーを拡げていこうと考えています」。

「赤しそとチーズの出逢い」イメージ写真(画像提供:三島食品)
「赤しそとチーズの出逢い」イメージ写真(画像提供:三島食品)

7日の発売後、こちらも予想以上の売れ行きとなり、一時は通販サイトから注文できない状態になったほど。その後、順次補充が進んでいるので、14日午前現在では問題なく購入できる。広島県内の土産店、道の駅などでも販売されている。

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