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日本一なのに?仙台市民が大観音を「推さない」ワケ

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2016.07.03 07:35
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[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2016年6月24日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで、あまり知られていない仙台の名所について紹介していました。

日本一の観音様にも仙台市民「名所じゃない」

仙台に行くと「あれは何だろう?」と山のほうに向かって思わず指をさしてしまう、白い大きな物体。そして市内を移動すると急に現れる、巨大なその正体に「観音様だ!」と驚く人もいることでしょう。

(撮影=contri flickrより)

あり余るほどの存在感ですが、地元の方々に仙台の名所を尋ねてみると「青葉城・秋保温泉・定義山」を挙げる人が多く、実は日本一の高さを誇る観音様である「仙台大観音」を挙げる人はほとんどいません。

観音様と仙台市民、どんな関係にあるのでしょうか。

大迫力!仙台大観音はこうして建てられた

仙台大観音は、周辺一帯の開発を手がけた故・菅原萬氏により「事業の成功は日頃から信仰していた観音様のおかげ」として1991(平成3)年に建立されました。

その大きさは当時の「仙台市制100周年」を記念して高さを100メートル、「21世紀の繁栄を」と願い地下21メートルに設定されています。

そんな観音様が見ている方向は、JR仙台駅の正面。仙台市民はもとより、仙台を訪れる人々までも温かく見守っていたのです。

胎内拝観(高校生以上500円)も可能で、三十三観音や煩悩を払う108体の仏像など、2階から12階までの吹き抜けを利用した展示は圧巻です。そして当時のタイムカプセルの中身という懐かしい展示には、レトロなチキンラーメンや歯磨き粉、ストッキングなどの日用品が!

意外にも楽しめる穴場スポットでありながら、仙台大観音は「景観に溶け込みすぎて特別感がないから」と地元民には特に名所として認識されていなかったのです。しかし「祈れば効きそう」な有難い存在でもあるのだそう。ユニークな展示もあり、一度行ってみればイメージが変わりそうですね。(ライター:M.)

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