「マンションで『ペット飼ってる家』VS『飼ってない家』の抗争勃発! 糞尿処理で険悪に...」(東京都・20代男性)
最近は、ペットOKのマンションも増えてきた。とはいえ、「OK」だからといって、マナーを守らなくてもいいわけではない。
東京都のWさん(20代男性・学生)のマンションでは、飼い主たちのいい加減さが発端となり、ペット派と非ペット派が対立関係に。急に刺々しくなった人間関係の行方は――。
いつの間にかペットOKになってた
以前住んでいたマンションでの話を聞いてください。
そこは都内でもちょっと外れたところにあることもあり、築年数も古いこともあって、マンションといっても昔の団地みたいなところでした。住んでいる人たちも割合に近所付き合いがあり、雰囲気もかなり良かったのですが......。
問題になったのは、「ペット」です。私が住み始めたころはペットNGだったのですが、いつの間にか「小型犬や猫であればOK」という風に変わってました。なので、比較的新しい住人の方を中心に、多くの方が動物を飼うようになったんです。
最初のうちは皆さんも気を付けていたのか、特に問題はありませんでした。しかしだんだん緩んできたのか、特に犬の鳴き声などが耳に着くように。特に暑くなってくるとみんな窓を開けっぱなしにするので、余計に小型犬のあのキャンキャンいう声が、マンション中から響いてくるのが当たり前になってしまったんです。
エントランスに糞やオシッコが
鳴き声だけならまだ我慢もできたんですが、飼い主の中には糞やオシッコの片づけをろくにしない人もいて、エントランスなんかにころりと糞が落ちてたり、異臭を放つ水たまりができていたりすることもありました。
鳴き声にしても糞にしても、ペットがいる以上はしょうがない部分はあるとは思うのですけど、あんまり続いたものですから、特にペットを飼っていない住人からの不満が高まっていきました。昔から住んでいる頑固なおじいさんが、掲示板に殴り書きで「犬の糞、なんとかしろ!」とかなりキツイ文面で、殴り書きのビラを貼り出したあたりから、この対立は露骨になっていきました。
ギスギスした対立の末に
なにしろ、ペットを飼っている人は多いですから、誰が「犯人」かはわかりません。ですから、ペットをよく思っていない住人には、ペットを連れている住人をみんな悪者扱いする人も出てきます。となると、ペットを飼っている人たちも気分はよくありません。件の貼り紙に反論するような文句が書きこまれたり、共有スペースで会ったペット派と反ペット派が口論するようになったり、のどかだったマンションは一気にギスギスした感じになっちゃいました。
結局、これではまずいと管理組合が動き、ペットに関するルールを明文化。同時に、反ペット派の方々も説得して、ひとまず事態を収拾。こうしている間に飼い主の人たちのマナーも向上し、なんとか関係改善することに成功しました。
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