築92年・原宿駅の建て替え発表! 歴史ある木造駅舎はどうなるのか...?
建て替え後は現代的な外観へ

画像はすべてJタウンネット撮影
JR東日本の発表によると、原宿駅に関しては、年始のみ使用される臨時ホームを常時使用可能にすること、新駅舎の新設、明治神宮川に新たな出入口の設置などを予定しているという。
現在使われている原宿駅の駅舎は、1924年の建造以来、東京空襲も乗り越えて実に90年以上も使われ続けている、歴史ある木造建造物だ。
現在も利用人数に対して少々手狭さを感じさせる原宿駅だが、その趣のある駅舎には愛着を抱くファンも多いため、建て替えの発表には悲喜こもごもの声がツイッター上で寄せられている。
原宿駅外装好きなんだけど建て替え残念だな
— きらら (@kirara2008) 2016年6月10日
新しい駅舎はどこにでもある感じ。これなら今のままで改修した方がいい。
— カワサキ ユタカ (@bokushinomusuko) 2016年6月10日
原宿駅建て替えへ 東京五輪までに 現駅舎の保存は未定:朝日新聞デジタル https://t.co/Q50OGJolzR
え?!!これこそモッタイナイよ!!!
— もちこ? (@xxmagazukixx) 2016年6月10日
JR原宿駅舎:保存も検討 20年建て替え予定、都内最古の木造駅舎 https://t.co/8jlCrh6yzS
もう私用で原宿に行く事はないけど駅建て替えは寂しいな。昔よく行ったなあ。竹下通りでクレープ食べたよ。ひとり寂しく
— パチもん (@initial_CB) 2016年6月10日
早ければ今年中にも工事が始まるという報道もあったため、現在の様子が残るうちに足を運んだ。
2020年までに変わるのがまず、こちらの臨時ホームだ。駅改良にあたって外回り専用ホームとして運用される。年に1日だけ使用されるホームのため、現状では少々荒れているが、それもしっかりと整備されるのだろう。

そしてこちらが現在の原宿駅だ。実は空襲時に爆弾が直撃したが、不発弾だったために焼失を免れていたという歴史を持つ、かなりのラッキー建造物なのだ。

建て替え後はより現代的な駅舎となるため、駅前の雰囲気は大きく変わりそうだ。ホームや通路の拡張が行われ、現在の難点の多くはクリアできる。更に、明治神宮側にも出口が新設される予定で、より使いやすくなりそうだ。


日が沈みかける時間帯に見る原宿駅は、独特の雰囲気がある魅力的な場所で、取り壊すのは惜しいと感じた。しかし、JR東日本は地元の意見も聞いたうえで保存も検討するという。使いやすさと歴史を両立させた答えを出してほしいと願いつつ、その場を後にした。