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築92年・原宿駅の建て替え発表! 歴史ある木造駅舎はどうなるのか...?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.06.12 11:00
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JR東日本が、原宿駅の建て替え計画を2016年6月8日に発表した。東京オリンピック・パラリンピックで利用者の増加が見込まれる競技場周辺の駅の改良の一環として行われる。長年親しまれてきた印象的な外観の駅なだけに、反響が広まっている。

建て替え後は現代的な外観へ

画像はすべてJタウンネット撮影

画像はすべてJタウンネット撮影

JR東日本の発表によると、原宿駅に関しては、年始のみ使用される臨時ホームを常時使用可能にすること、新駅舎の新設、明治神宮川に新たな出入口の設置などを予定しているという。

現在使われている原宿駅の駅舎は、1924年の建造以来、東京空襲も乗り越えて実に90年以上も使われ続けている、歴史ある木造建造物だ。

現在も利用人数に対して少々手狭さを感じさせる原宿駅だが、その趣のある駅舎には愛着を抱くファンも多いため、建て替えの発表には悲喜こもごもの声がツイッター上で寄せられている。

早ければ今年中にも工事が始まるという報道もあったため、現在の様子が残るうちに足を運んだ。

2020年までに変わるのがまず、こちらの臨時ホームだ。駅改良にあたって外回り専用ホームとして運用される。年に1日だけ使用されるホームのため、現状では少々荒れているが、それもしっかりと整備されるのだろう。

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そしてこちらが現在の原宿駅だ。実は空襲時に爆弾が直撃したが、不発弾だったために焼失を免れていたという歴史を持つ、かなりのラッキー建造物なのだ。

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建て替え後はより現代的な駅舎となるため、駅前の雰囲気は大きく変わりそうだ。ホームや通路の拡張が行われ、現在の難点の多くはクリアできる。更に、明治神宮側にも出口が新設される予定で、より使いやすくなりそうだ。

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日が沈みかける時間帯に見る原宿駅は、独特の雰囲気がある魅力的な場所で、取り壊すのは惜しいと感じた。しかし、JR東日本は地元の意見も聞いたうえで保存も検討するという。使いやすさと歴史を両立させた答えを出してほしいと願いつつ、その場を後にした。

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