120年の歴史ある西洋建築 「英国大使館別荘記念公園」一般公開
栃木県日光市は、国際避暑地・奥日光の原点となった「旧英国大使館別荘」を「英国大使館別荘記念公園」として2016年7月1日に開園することを発表した。
旧英国大使館別荘はもともと、英国の外交官として明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウが、1896(明治29)年に中禅寺湖の南岸に建てた山荘。のちに英国大使館別荘となり、2008年まで利用された。2010年に栃木県へ寄贈され、今年から「英国大使館別荘記念公園」として一般公開される。
同公園では、歴史や英国文化についての展示を行う。館内で紅茶やお菓子などが楽しめるほか、2階の広縁からは湖畔の風景を楽しめ、使われていた当時の雰囲気を感じることができる。
今年の開園予定は7月1日から11月30日の9時から17時(11月の月曜日は休園、11日から30日は9時から16時)まで。観覧料(予定)は大人200円、小人(4歳以上から中学生まで)100円となっている。
日本最古の国際的な避暑地として栄え、多くの外国人が訪れた奥日光には、19世紀のネオ・ルネサンスの歴史を残した数々の近代建築が存在する。そのひとつ「イタリア大使館別荘記念公園」との共通観覧券もあり、大人300円、小人150円で二つの公園を楽しむことができる。