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「歩きスマホ今日から略して『あホ』」...話題のポスター、神戸新交通に聞いてみた

松葉 純一

松葉 純一

2016.05.27 11:00
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電車に乗って、周りの乗客のほとんどがスマホを覗き込んでいることに気付いて、驚くことがある。電車の中ならともかく、ホームを歩きながらスマホを操作している人も多い。階段を上りながら、まだスマホを見ている人も......。いわゆる「歩きスマホ」だが、これが本当に危ない。

実際に「歩きスマホ」による事故は増えているという。電車のホームから転落したとか、自転車が側溝に落ちたなどという話を聞くこともしばしばだ。とくに道路や交通施設で起きる事故は多く、その中でも駅での発生率は全体の25%に及ぶという(東京消防庁「歩きスマホ等に係る事故に注意!!」より)。

そんな中、2016年5月20日、神戸新聞NEXTが報じた記事が、いま話題となっている。「歩きスマホは『あホ』!三宮に過激ポスター」という見出しで、神戸新交通三宮駅に貼りだされた啓発ポスターを取り上げている。

いったいどんなポスターなのだろう。Jタウンネット編集部は神戸新交通に電話して話を聞いてみた。

ついうっかり...なんて言い訳は通用しない

乗車マナー啓発ポスター(画像提供:神戸新交通)
乗車マナー啓発ポスター(画像提供:神戸新交通)

神戸新交通は神戸市などの出資による第3セクター方式の鉄道会社だ。自動運転装置による無人運転で、車輪にゴムタイヤを使用する新交通システムが特徴で、ポートアイランド線と六甲アイランド線の2路線を持っている。ポスターが貼られている三宮駅はポートアイランド線だ。

電話に出てくれた広報担当の方によると、話題のポスターは、「地域連携の一環として乗車マナー向上・啓発のためのポスター」で、2007年から沿線の学校に声をかけ、美術系の学生さんに協力してもらっているという。

「12月に募集を始め、1月末に締め切り、2月に選考というスケジュールで、実施しています」と担当者さんは話してくれた。三宮駅に貼りだされたのは3月下旬だった。「採用作品の作者には図書券や商品券を贈呈しています」とのこと。

「協力をお願いしているのは、神戸学院大学、神戸女子短期大学、六甲アイランド高校、専門学校アートカレッジ神戸などです。話題のポスターは神戸女子短期大学の学生さんの作品でした」と語る。作者は女子大生なのだ。

ポスターはほぼ完成品で出品され、長期保存のためにラミネート加工を施し、駅に貼ったのだという。

ツイッターには、さまざまな声が寄せられている。

ポスターの打ち出した明確なメッセージに、賛同の声が多いようだ。

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