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「前髪¥51」「タオルなくなり次第閉店」 直方の、ネタ満載の美容室がツイッターで話題に...オーナーに取材してみたら

松葉 純一

松葉 純一

2016.05.02 06:00
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スキンヘッドに作業着の美容師

電話に出てくれたのは、店のオーナーの國廣朋史(くにひろともふみ)さんだ。

「開店してから、この6月で3年になります。とにかく店のことを地元の人に伝えたいと思って、自分なりに考えて貼り紙を作って、店の前に出しました」と國廣さんは話してくれた。「毎日ひらめいたことをメモして、ネタ帳にストックしていきました」。

國廣さんはスキンヘッドで、普段は作業着を着ている。自称「ガテン系美容師」だ。その彼が貼り紙のキャッチコピーを考えているのだ。その作風は、あるときはラーメン店のメニューのパロディ、またあるときはそば店の店頭のようでもある。自由奔放、そして笑いと優しさに満ちている。

「盛塩」の貼り紙(國廣朋史フェイスブックより)
「盛塩」の貼り紙(國廣朋史フェイスブックより)

「なんか変な貼り紙をしている店だなと思われていたようです」と國廣さん。「最初は入りづらかったよ」と、今は常連さんとなったお客さんから言われたとのこと。「とにかく地元・直方の人に知ってもらおうと、必死に貼り紙のネタを考えました」。

最近の作品の例が、下の写真。「タオルなくなり次第、閉店」とは、これも何かのパロディのようだ。

「タオルなくなり次第、閉店」の貼り紙(國廣朋史フェイスブックより)
「タオルなくなり次第、閉店」の貼り紙(國廣朋史フェイスブックより)

「強気で、お客様には媚びない、タオルが無くなったら、店閉める」と言ってみたかった......。でも実際は、奥さんにタオルを洗って来てもらって補給したという。「お客さん、一人も逃したくありませんからー!」という落ちが付いている。

「タオル切れ」の看板(國廣朋史フェイスブックより)
「タオル切れ」の看板(國廣朋史フェイスブックより)

しかし閉店時には、あえてこんな看板も出すという。笑いを忘れず、地元の人に「よかよか」と愛されている「ガテン系美容師」だ。

最近は、こんな張り紙を出したようだ。

「CHOMO HAIR」店頭(國廣朋史フェイスブックより)
「CHOMO HAIR」店頭(國廣朋史フェイスブックより)

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