「どこにあるのかよく知らない都道府県」、3位は群馬、2位栃木、そして第1位は...?
「47都道府県の位置くらい知ってますよ、日本人として当然でしょ」と言いたいところだが、実はかなり怪しい。地元や近県の地理ならともかく、離れた場所になるとちょっと自信ない......という人、多いのではないか。
そこでJタウン研究所は、「正直、どこにあるのかよく知らない都道府県といえば?」をテーマにアンケート調査を行った(総投票数1060票、2015年11月9日~16年4月11日)。はたして、その結果は――。
首位を競い、得票数のわずかな差で...
結論を先に言うと、「どこにあるのかよく知らない都道府県」の3位は群馬県(96票、9%)、2位は栃木県(144票14%)、そして1位に輝いたのは島根県(147票、14%)だった。
下のランキングリストと日本地図をご参照いただこう。得票率10%以上を獲得したのは、島根県と栃木県の2県しかなかった。共に14%で、首位を競い合い、得票数のわずかな差で、島根県がトップに立ったのだ。
上の地図をもう一度見ていただきたい。濃い色の県ほど得票率が高いというわけだ。ランキングの4位以下は佐賀県、福井県、鳥取県、岐阜県という順番である。地元の皆さん、ごめんなさい。
西日本の人がよくわかっていないのは
今回の調査結果を東日本と西日本に分けて、それぞれのランキングを出してみた。
東日本の人にとって、「どこにあるのかよく知らない都道府県」のランキングは、1位島根、2位栃木、3位福井、4位佐賀、5位鳥取という順番だった。栃木を別にすると、上位はいずれも西日本の県である。
一方、西日本の人にとっては、1位栃木、2位群馬、3位島根、4位広島、5位佐賀というランキングである。
1位の島根と栃木が入れ替わったのは、やはり距離が離れているのが原因だろう。しかし必ずしも距離のせいばかりとは言えないかもしれない。3位に島根、4位に広島、5位に佐賀が入っているからだ。特に広島は、こうした話題であまり名前が出ないにもかかわらず上位にランクイン。意外と影が薄いのかもしれない。
どちらにしても、島根と栃木、あえて付け加えるなら、群馬や鳥取あたりが、この問題の「四天王」というべきだろうか。