「ポケベル知らない」「免許は昔大きかった」...読者がジェネレーションギャップを感じた瞬間
Jタウンネットで以前、「最近の若者は8センチCDのケースが『折れる』ことを知らない」という話題を取り上げたら、同じような「ジェネレーションギャップ」を感じた体験談が、複数届いた。前回の記事からちょっと時間が開いてしまったが、せっかくなのでそのいくつかを紹介したい。
ポケベルと携帯って、いつから入れ替わったっけ...
まずは、Aさんからの投稿だ。あるとき、地元の友人と飲んでいたところ、先輩がこんな質問をしてきた。
「あなたたち、ポケベル世代? 携帯世代?」
ちょうどその場にいた面々はというと......。
先輩:ポケベル世代
Aさん:高校1年はポケベル、2年から携帯
1歳下の後輩:ポケベルは知ってたけど使ったことない
2歳下の後輩:まったく知らない
「懐かしい!」と当時の話題で盛り上がったAさんと先輩の2人だったが、横を見ると後輩たちはきょとんとしている。
「ポケベルって、文字が出るんですよね?」
「どうやって打つんですか?」
たった1~2歳しか違わないのに、この落差......「逆に恥ずかしくなってきて、一応入力方法を教えてその話題は終わりました(笑)」。
免許証が大きかったことを覚えているのは、いくつから?
続いては、愛知県のBさん(40代男性)からの投稿だ。ちなみに、8センチCDのケースは「折らない」派だったそう。
「自分がジェネレーションギャップを感じた瞬間は、『免許証が昔は一回り大きくて、カードケースに収まらなくて困ったもんだよ』という話が、35~6歳以下から通じなかったときです。『なぜわからないんだ?』と思いました。おっさんですみません」
え、免許証って大きかったの? 20代後半の記者も知らなかったので調べてみたところ、免許証が現在のサイズに切り替わったのは1994年のことだった。なので知っているのは、だいたい40代以上ってことになる。
それまでは、縦69ミリ×縦97ミリ。今のものより縦横10ミリ以上も大きい。当時の新聞報道によるとやはり、
「大きすぎて、財布にも定期入れにも入らない」(産経新聞1994年4月6日付夕刊)
と不評だったそうで、クレジットカードなどの普及を機にこれらと同じサイズに切り替えたんだとか。
「巻き戻し」ももうない
滋賀県のCさん(年齢不明男性)からは、「カセットデッキなどにあった『巻き戻し』表記がリモコンなどからなくなったこと」。あっ、そういえばいつの間にかなくなってた。まあ、今は「巻く」ものもなくなったから......。最近は、「早戻し」って言うみたいだ。
神奈川県のDさん(50代男性)からは、まとめて7つほど来たので、コメント付きでご紹介。
(1)テレビで、「チャンネルを回す」が通じない
→回すタイプのチャンネルは、記者もおばあちゃんの家で見たことがあるくらいだ。
(2)「銀塩写真」が通じない
→いわゆるフィルムの写真。20代後半でも、もう撮ったことがない人も多そう。
(3)レコードを知らない
→かえって最近では見直され、売り上げが伸びているという話もある。
(4)CDなど光メディアを持つときに、記録面をベッタリと平気で触る。私たちは中心の穴と外周部で持ちますよね?
→昔のCDには、「正しい持ち方」がくどいほどに書いてあった。それにしても、光メディアという言い回しも最近あまり聞かない。
(5)テレビ(NHK)の時報の時計を見たことがない
→今では、NHK広報ツイッターのアイコン画像としてしか知らない人もいそう。
(6)インスタント写真(ポラロイドや、フォトラマ)を知らない。チェキは知ってるかもですが
→ポラロイドはともかく、フォトラマはリアルタイム世代じゃないとまず通じない。
(7)切符の「パンチ」を知らない
→90年代以降、スタンプに切り替わった。さらに今では、自動改札に押されスタンプさえ消えようとしている。
「イエモン」といえばどっち?
最後に、栃木県のEさん(30代女性)からの投稿だ。平成生まれの後輩と話していたところ、彼女が急に「イエモンって○○ですよね~」と、「イエモン」の話をし始めた。
Eさんは、イエモンの愛称で知られるロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のことかと思って相槌を打つ。だが、どうも話がかみ合わない。よくよく聞くと、彼女がしていたのはイエモンはイエモンでも、お茶の「伊右衛門」だったというオチだ。
「この認識の差、いくつくらいから変わるのでしょうか? 調査よろしくお願いいたします」
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