新発売「ペヨング」を入手!したので、ペヤングと混ぜて「ペユング」も作ってみた
「ペヤング ソースやきそば」によく似た「ペヨング ソースやきそば」が発売された。パロディ商品のようだが、ペヤングの発売元・まるか食品(群馬県伊勢崎市)のれっきとした新商品。公式サイトには「気になる本家との味の違いは食べてみてのお楽しみ!」との売り文句がおどっている。
「ペヨング」は、ペヤングの廉価版。価格を下げることにひっかけて、名前も「ヤ」から「ヨ」に落としたとのことだが......記者はあることに気づいてしまった。ペ「ユ」ングが飛ばされているのだ。不憫に思ったので、両者を合わせて「ペユング」を作ってみた。
ペヨングには「ひき肉」が入ってない
ペヤングとペヨング、最大の違いは「内容量」。本家が120グラム(めん90グラム)なのに対して、ペヨングは106グラム(めん80グラム)と削減されている。具材にも違いがあり、ペヤングの「かやく」はキャベツと鶏ひき肉だが、新商品はキャベツのみだ。
裏を見ると、アレルギー物質の表記にも違いが。ペヤングが7品目で、ペヨングが5品目。後者には鶏肉と豚肉が入っていないようだ。
パッケージをはぐと、似たようなフタがあらわれる。違いは一見なさそうだが、微細な部分に変化がある。たとえば、湯きり時の「持ち手」となる部分は、ペヤングでは白抜きの「☆」だが、ペヨングは黒塗りの「★」。さすが王者の貫録。ペヤングに白星があがっている。
5人そろって、ペレンジャー!
説明はこの辺にして、そろそろペヨングを食べてみよう。お湯を入れて3分、湯きりして口に運んでみると、サッパリした味わいがこんにちは。通常のペヤングも、他社のソースやきそばと比較すると、サラッとしたソースだ。しかしペヨングは、それ以上に軽やかな印象を受ける。鶏ひき肉が入っていないからなのか、動物的なコクも弱く感じる。
ではこのペヨングと、ペヤングを使って、「ペユング」づくりをはじめよう。ヤイユエヨ軍団のうち、仲間外れになった「イ」「ユ」「エ」に日の目を当てようと、3段階に混ぜることにした。
「ペヤング」(ペヤング100%)
「ペイング」(ペヤング66%、ペヨング33%)
「ペユング」(ペヤング50%、ペヨング50%)
「ペエング」(ペヤング33%、ペヨング66%)
「ペヨング」(ペヨング100%)
それでは、少しずつ本家へ近づいてみよう。まずは「ペエング」。ペヤングの方が辛味が強いのだろうか、3分の1混ぜただけでスパイシーな気がする。
「ペユング」へ進むと、若干ソリッド(硬質)な味になる。
「ペイング」へさしかかると、ひき肉から出た「脂のウマ味」がやってくる。
そして「ペヤング」は、幼いころから変わらない「あの味」だった。
コクとスパイシーさの「ペヤング」と、サッパリの「ペヨング」。あくまで個人の感想だが、湯きりしてすぐ食べるのなら前者で、冷めてもおいしさを保つのは後者だと感じた。
ちなみに購入した都内スーパーでは、ペヨングは115円、ペヤングが150円。この35円差をどう見るか。人によって評価がわかれそうだ。