24時間中継! 高知県知事室まる見えライブカメラが話題...「16年前からやってます。突然の反響に驚き」
2000年開始の試み
坂本龍馬、よさこい、美味しいカツオのたたき、その奇抜なルックスで衝撃を与えた「カツオ人間」と、高知県は全国的な知名度を持つ歴史や文化を抱えている。そこに新たに加わるかもしれないのが、この「知事室LIVE中継」だ。
暇なときに高知県庁の知事室のLIVE中継みるんだけど、いまのぞいたらお昼ご飯食べてた pic.twitter.com/c6Rik46QkW
— 乳酸キング (@nyusanking_) 2016, 3月 9
発端となったツイートには、ニュースを見ながら昼食の弁当を食べる知事の姿が映されている。
ツイッターで話題になったのをきっかけに、ライブカメラの閲覧を始める人も現れている。会議や外での仕事もこなす県知事なので、無人の知事室が映る時間帯もあるが、タイミングよく見ることが出来た場合は特別感が生まれるのかもしれない。会えない時間が愛を深めるのだ。
高知県知事見に行ったら誰もいなかった悲しい
— あーみ (@sekaowa_s2_luv) 2016, 3月 10
高知県知事の知事室のLIVE中継見るのです面白い。。見てたらちょうど知事帰ってきた pic.twitter.com/10kO48niCX
— 吉川(よしかわ) (@HonopyoN_) 2016, 3月 9
知事室ライブカメラについて高知県庁に問い合わせたところ、担当者の方は
「平成12年に、当時の知事の橋本大二郎氏が透明な政治を目指して、取り組みを始めました。それ以来ずっと継続しております」
と、歴史について語った。インターネットの世帯普及率が34%だった2000年当時に始め、現在まで続いているという。来るインターネット時代を見越していたのだろうか。どちらにせよ、発想に時代が追いついたと言える。前任の橋本大二郎氏から始まり、現在の尾崎正直氏まで受け継がれる試みになり、ウォッチャーまで現れるようになった。
しかし、突然の反応には戸惑いを隠せなかったという。
「何しろ2000年、今から16年前から続けていることですから、突然の反響には驚きました」
こうして多くの人の目に触れたことにより、「政治の透明化」という当時の目的はほぼ達成できたといえるだろう。
ちなみに、2016年3月10日14時時点、知事室に人影はない。