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かほく市はなぜ「日本一ママにやさしい街」を目指す? 市の担当者に聞いてみた

竹内 翔

竹内 翔

2016.02.24 11:00
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適度な便利さと恵まれた自然

かほく市は石川県の中部に位置する。ゴムひも(生産量日本一)などをはじめとする、繊維工業が盛んな町だ。哲学者の西田幾多郎の出身地、また県民のソウルフード「とり野菜みそ」のまつやが本社を置くことでも知られる。

こちらは、市のマスコットキャラの「にゃんたろう」。2月18日、編集部にて撮影

こちらは、市のマスコットキャラの「にゃんたろう」。2月18日、編集部にて撮影

現在、地方自治体の多くが頭を抱えるのが、少子高齢化による人口減の問題だ。石川県内でも、北部を中心に5市4町が、いわゆる「消滅可能性都市」として日本創成会議のレポートに名前が挙がっている。

こうした中、かほく市が持つアドバンテージが、金沢市との近さだ。その距離およそ20キロ、十分通勤圏内である。また市内にも商業施設が比較的充実する。それでいて、西に面する日本海をはじめ、自然も豊かだ。

石川県内で「移住」といえば、奥能登のように「田舎暮らし」の魅力を打ち出すところが多かった。だがかほく市は将来の人口減も見据え、主に若い子育て世代を重視して、「便利さ」と「自然環境」のバランスを売りにしたアプローチに力を入れている。

スタートした「ママ課」プロジェクト
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