あなたは「元少年A」から逃げ切れるか!? 週刊文春を再現して「1キロ」追いかけっこしてみた
やっぱり体鍛えてるんだなと実感
なんとか、ゴール地点に到着した筆者はそのまま、その場に膝を突いた。少し遅れて、「元少年A」役のKくんも追いつく。
「......いや、これは想像以上にしんどいわ」
なんとか絞り出したのは、その一言だった。
「そうですね、僕も、足はまだ、大丈夫なんです、けど、呼吸が......!」
その場にしゃがみこんだKくんも、息を切らせながら答える。
時間にして、およそ5~6分。と聞くと、大したことがないようにも思えるが、アラサー編集者2人組には結構な苦行だった。まして文春記者の場合、これが1キロで済む保証はなかったわけだし、捕まりでもしたらどうなっていたのかわからなかったのだ。肉体的、精神的なプレッシャーは、想像を絶するものがあっただろう。絶歌だけに。
「でも、元少年Aの側も走りきったわけですからね。サイトに載せてた体がムキムキだって話題になってましたけど、やっぱり鍛えてるんですね」
ようやく息が整ってきた「元少年A」役のKくんが、しみじみつぶやく。言われてみれば、元少年Aは33歳、筆者らと同じアラサー世代だ。文春の記事を読む限り、彼が途中でバテていた様子はないから、その筋肉は見かけ倒しではないことが改めて明らかになった。
さて、実際に1キロ走ってみてわかったことは、こちらである。
「1キロ全力疾走で逃げ切るとか、文春記者は体力もすごいんだなあ」
結局、最初の感想は正しかったということだ。筆者たちJタウンネット編集部も、文春のようなスクープを追うときには事前に体力を鍛えてからにしよう。
センテンススプリング!