名は体を表す、ということわざがあるが、実際にはそうでもないこともしばしば。そんな「名で体を表していない」アイスが新潟県に存在する、と投稿されると、県内外で多くの反響があり、ツイッターで話題になった。 りんご果汁でいちご味 新潟のイカれたアイスを紹介するぜ!!!りんご果汁でできてるイチゴ味のもも太郎!!!以上だ!!! pic.twitter.com/UbGIQUadkw— むつみ@テニミュ山吹公演中 (@mutumi420) 2016, 1月 20 そのアイスは新潟のお菓子会社が生産する「もも太郎」。そのネーミングから、やはりもも味のアイスを想像してしまうが、実際にはいちご味だという。 しかし、いちご果汁は使っておらず、なんとりんごから作られているのだ。 りんごから作られたいちご味のもも太郎......なんともややこしいが、新潟県ではどこのコンビニでも購入でき、夏の必須アイテムとして広く知られているという。 ツイッターでは地元民と思われる人々が、 他県民に言われるまで、もも太郎がイチゴ味ってことにもそれなのにもも太郎っていうネーミングの不可解さにも、全く気が付かなかった。県民にとってもも太郎はもも太郎味でもも太郎というアイスなだけ。それだけなのです!以上!— とこんぽ(ネギまみれ) (@tocompo) 2016, 1月 21 イチゴ味は知ってたけどアレりんご果汁だったのかwwww 夏は重宝するよねももたろさん。— みっきー (@ossan329) 2016, 1月 21 もも太郎って全国じゃないの!?— みるめいこ (@mirubrown) 2016, 1月 21 もも太郎おいしいよ あれ新潟のアイスだったのか そして普通にもも太郎と言うくらいだから桃アイスなんだなって思って食べてたけど、よく思い返してみたら確かにいちご味だわ— 肩こりどじお (@dojiododio) 2016, 1月 21 などと反応。中には「そういやいちご味だ」、「りんご果汁だったとは」と驚く声も。あまりにも身近すぎて見逃していたのだろうか... 他にも、「いちご味のかき氷を固めた」ような食感・味わいとのツイートもあり、気になった記者が実際に購入して調査した。 製造元に直撃!名前の由来へ迫る 都内だと、表参道にあるアンテナショップ、「N'ESPACE(ネスパス)」で購入できるとのことで、実際に出向いた。 「新潟県民以外で知ってる人ってなかなか見ないよ」と、店員に珍しがられつつ、兄弟商品の金太郎とともに購入した。 もも太郎と金太郎 裏返してみると確かにりんご果汁の文字があった。 確かに含まれているのはりんご果汁だ まさか真冬のこの時期に、「夏に欠かせない」とまで言われるアイスを食べることになるとは思ってもなかったが、味はさっぱりとしていて美味しい。いちご味である。 スティックタイプのかき氷とでもいうような歯ごたえだ。なるほど、夏にピッタリのアイスだ。 ツイートの中には牛乳に溶かして食べるのも美味しいとあったが、今度はそれも試してみたいところだ。 鮮やかなピンク色 味わいながら、日本には名が味を表していない、全国規模で親しまれている食べ物が他にもあるのを思い出した。 そう、メロンパンだ。現在はクリームや生地にメロン風味を加えるなどで実際にメロン味を追求する商品もあるが、基本的にはクッキー生地とパン生地でバターなどを挟んだものだ。諸説あるが、格子状の切れ目による模様や丸い形がメロンに似ているため、メロンパンと呼ばれるようになったという。 実は、「もも太郎」も似た経緯でそうなったのだという。製造を行っているセイヒョーの広報担当者は、「もも太郎の原型は、お祭りの出店で売られていたもも型というかき氷。桃の形をした木型にかき氷といちごシロップを入れた食べ物で、広く親しまれていた。昭和20年代ごろに、その味をお祭り以外の場でも楽しめるようにと開発し、食べやすいアイスバーの形にしたのがもも太郎」と語った。 桃味という意味ではなく、元は桃の形をしていたから「もも太郎」なのだ。 ちなみに、現在は販売終了しているが、「ももえちゃん ピーチ味」という、桃果汁を使った桃味のアイスもあった。