み~んな大好き、キムタクごはん! 長野県塩尻市の「給食の定番」とは
2016.01.13 17:00
誕生の裏には「自校給食」
インパクトあるメニューが生まれた背景には、市の給食への取り組みがある。公式サイトによると、小中学校に栄養士と調理員を配属し、それぞれの校内で給食を作る「自校給食」の形式を徹底しているという。給食センターでの調理ではなく、子供たちの声を聞きながらの献立作成が人気メニューを生んだのだ。
オリジナルメニューには「キムタクごはん」だけでなく、プルコギを乗せた「ヨン様丼」なんてのもあるが、すべてがネーミングありきではない。「地産地消」をモットーに地元食材を積極的に使い、食器にも地元の民話をモチーフにしたデザインを採用。市ゆかりの歌人・太田水穂にちなんだ「水穂汁」のような、地域に根差した献立も考案されている。食を通して、郷土愛をはぐくむ食育を実践しているということだ。