「隣人の騒音、管理会社に相談したら『警察に言って』。そんなことで電話していいの?」(北海道・40代女性)
マンション管理会社の力量が問われるのが、住民同士のトラブル発生時だ。これまでもこのコーナーで、見事問題を解決したケース、残念ながらあまり頼りにならなかったケース、双方を紹介してきた。
北海道のHさん(40代女性・会社員)は、後者のパターンだ。騒音を相談したものの今一つ効果が見えず、結局さじを投げられてしまったという。
週1ペースで明け方まで大騒ぎする上階
都市部のマンションに住んでおります。
私の悩みは、上の階に住んでいる住人が、ほぼ週1度のペースで真夜中大騒ぎすることです。その住人はどうやら大学生らしい若い男性ですが、週末にはほぼ必ず、友人らしき人たちがぞろぞろとやってきます。大声でわめき、げらげら笑い、床をどたどた踏み鳴らすものですから、とてもまともに眠れません。しかも、それが明け方まで続くのです。
管理会社には早くから相談していたのですが、まったく効果はありませんでした。そもそも警告自体してくれていたのかどうか......。改善の兆しは一向に見えず、再び管理会社にお願いしたのですが、返ってきたのは、
「今後そのようなことがあったら、警察に連絡してください」
という投げやりとしか思えない回答でした。
110番はさすがにまずいよね...?
思いもよらぬ返事にこちらも戸惑ってしまいましたが、あいにくその日の晩も、深夜2時を過ぎるころまで宴会が続いていました。「こんな夜中に、ご近所さんがうるさい、なんて理由で警察に電話していいものだろうか......」と悩みましたが、管理会社が動いてくれない以上、これ以外に手はありません。意を決して通報することにしました。
さすがに110番はよくないと思いましたので、まずは最寄りの交番の電話番号を調べ、そこにダイヤルしました。しかしパトロールに出ておられるのか、いくらコールしても返事はありません。
一度は諦めて布団に入り直しましたが、私の神経を逆なでするように、上階の人たちの笑い声が響きます。我慢も限界に達した私は再び起き上がり、管轄の警察署の代表番号に電話を入れました。
ダメもとでの電話でしたが、すぐにお巡りさんが出てくださいました。緊張しながらも事情を話すと、「わかりました、こちらから注意しておきましょう」と言ってくださり、しばらくすると実際にお巡りさんが上の階に直接出向いてくださったらしく、ぴたりと静かになりました。
その日はお巡りさんに感謝しつつ眠りにつきましたが、残念ながら効果があったのは子の晩だけで、その後も真夜中の大騒ぎは続いております。さすがに何度も警察の手をわずらわすわけにもいきません。もう引っ越しするしかないと腹を決めて、部屋を探している今日この頃です。
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