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食器用洗剤の注ぎ口を「つめかえボトル」に付けてみたら...そのまま使えた!なんでみんなやらないの?

城戸 譲

城戸 譲

2015.12.01 06:00
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食器用洗剤を使いきった後の「つめかえ」、あなたはどうしているだろうか。まずは市販の「つめかえボトル」を購入。空になった本体ボトルの注ぎ口を外し、つめかえ用の洗剤を移し替える。移し終わったら、本体に再び注ぎ口をはめれば完了だ。

とはいえ、いちいち移し替えるのは面倒。たまに洗剤をこぼしてしまうと、ヌルヌルの手で力が入らず、注ぎ口をはめるのに難儀することもある。そんなある日、本体ボトルの注ぎ口を、そのままつめかえボトルにつけられるのか、興味本位で試してみた。

注ぎ口をはめる
注ぎ口をはめる

あった! ピッタリだ!! わびしい生活のなかで、一筋の光が見えた気がした――というのは大げさだが、個人的には衝撃の発見だった。ネットを調べてみると、「ボトルに入れる手間が省ける」「快適だった」といった報告が多数ある。全国に同士がいるようだ。

使い勝手が良いのであれば、どうしてその方法を推奨しないのか。気になったJタウンネット編集部は、「ジョイ」を販売するP&G、「キュキュット」の花王、「チャーミー」のライオンに話を聞いてみた。

液漏れやキャップズレの可能性

3社の回答を総合すると、注ぎ口を外した本体と「つめかえボトル」が同じ口径になっている理由は、製造過程にあるという。生産の安定化とともに、「製品のコストを抑え」(ライオン)る意味もあるようだが、「あえて同じサイズにしているわけではありません」(花王)とのことだ。

やはり注ぎ口がはまるのは、偶然ではなかったようだ。では、流用しては不都合があるのだろうか。理由を聞いてみた。

「液漏れやキャップズレなどの不具合が生じる可能性がありますので、本体に詰め替えてご使用頂くことをおすすめしております」(P&G)
「それぞれの用途に合わせた設計や安全性の確認をしていますので、つめかえ用を本体として使用することは、メーカーから推奨しておりません」(花王)
「キャップははまりますが、その使い勝手については評価しておりません」(ライオン)

やはり各社とも、ちゃんと本体に詰め替えるようすすめている。こうした問い合わせはよくあるようで、お客様センターでも「詰め替え容器にキャップをつけるのではなく、本体容器でご使用いただくように話しているそう」(ライオン)だという。

口径は同じだそうだ
口径は同じだそうだ

「ボトルに付け替え」は、わずか2%らしい

3社から丁寧な回答を頂いたのだが、一歩踏み込んでいたのはP&G。詰め替えボトルにキャップを付けて行った、消費者テストの結果を教えてくれた。それによると、本体に詰め替えた場合と、つめかえボトル(2回分)に注ぎ口を取り付けた場合を比較したところ、スポンジに洗剤を注ぐときの「注ぎやすさ」や「量の調節のしやすさ」において、前者の方が良い結果が出たという。

また、注ぎ口を付け替えて使用している消費者が増えているのでは? との質問には、

「弊社の最近の消費者調査では2%(2015年 P&G 調べ、N=3779)となっており、本体へ詰めかえてご使用頂いている方も多くいると感じております」

とのことだった。あくまで少数派らしい。

やはり「つめかえボトル」に「本体」の注ぎ口を付けない方が良いようだ。ものぐさな性格でも、きちんと本体へ詰め替えよう。

注ぎ口は「本体」へ
注ぎ口は「本体」へ

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