減る書店、一方増えるのは「図書館」...その新たな利用スタイルは
"本"を通して"人"と出会う「まちライブラリー」
そんな中、注目を集めている図書館が「まちライブラリー」です。場所を作ってみんなで本を持ち寄って、本には寄贈者の情報とメッセージを記入します。そして次に読んだ人が感想を書いていくという流れのものです。こうして、本をきっかけにコミュニケーションができ、人とのつながりが生まれるというわけです。
実はこの「まちライブラリー」は2012年に大阪・中央区の「ISまちライブラリー」からスタートしたもの。現在では全国に216か所に広がっています。
2015年5月にオープンした「もりのみやキューズモール」にも人気のまちライブラリーがあります。そこにある本はいつでも無料で読むことができ、会員になれば本を借りて持ち帰ることもできます。会員数は増え続け、9月に1000人を超えました。館内には、ポパイの創刊号やオリーブの創刊号など、今では貴重な雑誌も目につきます。今では子どもたちに絵本の読み聞かせをするイベントも好評です。(ライター:ツカダ)